2018年 9月 25日 (火)

<オトナ女子>(フジテレビ系)
篠原涼子ら美男美女並べただけ!「15年遅れのトレンディドラマ」リアリティなし・・・アラフォー女子をなめるな

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   とにかくキャスティングが豪華である。主役の篠原涼子を囲む40代女子に吉瀬美智子と鈴木砂羽。対する男子陣には谷原章介と江口洋介、さらに斎藤工まで惜しげなく出てくるのだ。ええい、大サービス、とばかりに平山浩行も続く。

   ベテランから旬まで美形で実力派の俳優陣を並べ、まさにアラフォー女子視聴者を熊手でかき集めようという魂胆。いや、意欲は見える。でも、「わかったわかった、わかったからもう見なくていいや」っていう感じなんだな。

まるで伝わってこない「オトナの恋愛」の切なさ

   篠原涼子は確かにすごい。2人の子供をもつ42歳であのスタイルと美肌、若い世代から「理想の上司」に挙げられる「デキル女」イメージと女の可愛さをみごとに両立させている。長い髪をバサッとかき上げるしぐさのかっこよさ、無造作にまとめた髪のかわいらしさはいつも通りだ。ファッションも完璧に似合っていて、魅力はさらにバージョンアップしている。

   でもでも、これは篠原涼子の魅力を見せるためのドラマなのか! 篠原涼子をはじめとする美男美女のショーなのか! 若い男女群像がファッショナブルな都会で他愛なく右往左往する大昔のトレンディドラマ(今となってはなぜか恥ずかしい言葉だね)が唐突に復活したみたいな気がしてしょうがない。ただ、晩婚化、未婚化を反映して、年代が10~15年上がっているだけみたいだ。

   これだけそろえれば文句ないだろと言わんばかりに俳優陣に寄りかかったドラマだから、ストーリー展開の意外性や時代を映す社会性もない。何よりも恋愛の切なさが感じられない。おまけに、トレンディドラマにあった会話のやりとりの面白さもない。オトナ女子3人、そして職場の若手女子の会話でそれを狙ったのだろうが、あまり成功しているとは言えない。

フジテレビ亀山社長に思い違い!根本の発想が古くてズレズレ

   視聴率が上がらないようだけど、それを「涼子ちゃんが美しすぎてイタさが足りないせい。もっと痛めつける演出に」とフジテレビ社長の亀山さんは言ったらしい。でも、それは些末な問題でしょう。根本の発想が古くてズレているのだ。人物の造形が類型的な決めつけでできていて、人間としてのリアリティが感じられない。せっかくの俳優たちの演技力も十分に生きていない気がする。

   だいいち、美しい篠原涼子が江口洋介、斎藤工、平山浩行、そして若い部下の吉沢亮と、4人のいい男から好かれるという設定では、いかに独身40女の話でも、イタくなりようがないのではないか。(木曜よる10時)

(カモノ・ハシ)

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