コンクール荒らしピアニスト「小林愛実」ショパコン敗北むべなるかな・・・本物見分けられぬTBS
<情熱大陸 小林愛実>(TBS系)

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   小さい時からコンクール荒らしで有名で、12歳でCDデビューしたピアニストの小林愛実が、5年に1度のポーランド・ショパンコンクールを受けるのに密着したドキュメンタリーである。山口県から一家をあげて上京してきたほどだから、さぞやゴリゴリの教育ママに育てられたのであろうが、現在はアメリカのカーティス音楽院で勉強中である。たった149センチの身長しかないハタチの女の子だ。
   結論から言うとファイナルの10人には入ったが、6位までの受賞者には入れなかった。発表後に泣いていた。小さい時から1位しか取っていなかった彼女の大きな挫折、筆者はいささか音楽には詳しいので、彼女が弾いている姿を見ながら、絶対にショパコンには入賞しないだろうと思っていた。結果は全く知らなかったのだが。
   理由の1つは彼女の音楽にも外見にも1番欠けてはいけない品がなかったこと。恐らく「上手、上手、天才だ」とチヤホヤされて育ってきた成育歴が、怖いカメラを通してこちらに伝わってきたからだ。「生意気なクソガキ」といいたいような傲慢さが透けて見えた。
   クラシックピアノは芸術である。アクロバチックな技術をひけらかすエンタメではない。人間としての謙虚さや教養の深さがその人の音楽に滲み出るには、付け焼刃で本を読んでもダメ。日常の生き方そのものから考え直さないと、この子はただの「ピアノ弾き」で終るだろう。持ち上げるばかりのテレビクルーも全く分かっていない。(放送2015年11月8日23時~)

(黄蘭)

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