糖尿病児童殺人のインチキ祈祷師「死んだのは私のせいじゃない。死神がいた」

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   重度の糖尿病を患っていた宇都宮市の男児(当時7つ)に、「死神がいる」などといってインスリンの投与をさせず死亡させたとして、栃木・下野市の自称祈祷師の近藤弘治容疑者(60)がきのう26日(2015年11月)に殺人容疑で逮捕された。

   近藤は「龍神」と名乗り、治療と称して灯明をたてて呪文を唱えたり、身体に触れたりしていた。警察に調べに、「死んだのは私のせいじゃない」と話しているという。

容疑者の母親「「何の資格もないのに・・・。警察の世話は覚悟していました」

   死亡した小学2年生の今井駿君は昨年11月に1型糖尿病と診断され、インスリンの投与が必要とされたが、駿君が注射を嫌ったことや、母親が「完治」を望んだことで、知り合いだった近藤に相談した。近藤は「心霊治療」と称して、がん、リュウマチ、難病に祈祷をあげていた。

夏目:親の気持ち

   駿君については「腹の中に死神がいるから、インスリンでは治らない」と投与を止めさせ祈祷を続けた。駿君の両親もこれに従い、駿君は4月27日に死亡した。両親からは治療費として200万円余を受け取っていた。

   駿君は活発な子で運動会でも活躍。死ぬ前の日も元気に動き回っていたという。しかし、血糖値を下げるにはインスリンの投与以外になく、警察は近藤がそれをさせなかったために最悪の結果になったと見ている。

   近藤の母親は祈祷について「何の資格もないのに、この子は警察の世話になんなくちゃダメだと思って覚悟していました。自分がやった道だから自分が罪を償ってもらいたい」と話している。

   近藤への殺人罪の適用について、警察はインスリンを投与しなければ命に危険があると認識していたとみている。また、駿君の両親についても、保護責任者遺棄致死の容疑で書類送検する方針だ。まさに子は親を選べない。

1型糖尿病「毎日数回のインスリン注射」の辛さ

   司会の夏目三久「なんとかインスリン投与から救いたいという親の気持ちもわかりますが・・・」

   岡崎朋美(元スピードスケート選手)「命に関わることですから、大事にしてあげてほしかったですね」

   前田浩智(毎日新聞前政治部長)「1型というのは、1日に3回注射を打って、ずっとそれで生きていくんですよね。何十年もと思った時に、ご両親は止むに止まれずという心境だったのかもしれません。それにつけこんで、この容疑者はちょっと許せない」

   夏目「なんとかならなかったんでしょうか」

   専門家によると、1型糖尿病にはインスリン以外に方法はないのだという。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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