インチキ祈祷師「殺人」逮捕!重い糖尿病児童のインスリン止めさせ死亡

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   重い糖尿病を抱えた宇都宮市の小学2年生、今井駿君(7)のインスリン投与を止めさせて殺害したとして、栃木県下野市の自称祈祷師、近藤弘治容疑者(60)が殺人容疑で警察に逮捕された。近藤は両親から数百万円を受け取っていた。

   駿君は昨年(2014年)12月、インスリン注射を毎日続けないと命にかかわる1型糖尿病と診断されたが、注射を痛がったため両親は近藤に相談した。近藤は「駿君の腹に死神がいるからインスリンでは治らない」「私には特殊能力がある」と語り、駿君を寝かせて周囲にローソクを立て、体に触るなどの祈祷を1回に3万円で行った。今年2月にインスリンを止めると容体が悪化、駿君は4月末に死亡した。

「俺は龍神。宇宙と交信できる」静かにしゃべり妙な説得力

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   近藤の自宅は宗教的な雰囲気はないが、近くの県道沿いには「難病、難問題などお気軽にご相談下さい。龍神」と書いた看板が立っている。龍神と名乗り心霊治療を行っていた。50年来の友人に5、6年前から「龍神を俺は見ることができる」と言い始めたという。いつしか自分自身が龍神になっていったらしい。

   女性従業員は「龍神という文字が好きだった。赤いオーラが見えるとか、宇宙と交信できるとかと言っていました」「がーっとしゃべるというより、静かに話す。信じさせる雰囲気を持っていましたね」と話す。

   しかし、親族の一人は「そんなの見えるわけねえ」とインチキを指摘する。親族間ではトラブルが絶えず、「嫌われもんだよ」という。母親は「借金が3000万円ぐらいあり、自分の子がしたことだから貯金をおろしました」と語った。

両親も「保護責任者遺棄致死」で送検

   容疑を近藤は否認している。警察は両親についても保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針だ。

   司会の羽鳥慎一「なんとかしたいというのが親の気持ちだったのだろうけど、なんで信じてしまったのでしょうか」

   患者家族会は「不安を抱え込まずに相談してほしかった」と話す。インチキ宗教にひっかかってはならない。

文   あっちゃん | 似顔絵 池田マコト
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