「日中独居高齢者」家族と同居しているのに孤独死!一人暮らしより受けにくい介護サービス

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   家族と同居していても、みな働きに出たり学校に行ったりしてしまうため、1人で長い時間を過ごす高齢者が増えている。日中に独居状態にあることが多いため、「日中独居」などと呼ばれる。

   東京監察医務院の調べによると、家族と同居していたにもかかわらず、孤独死(誰にも看取られることなく死亡)した高齢者は昨年(2014年)、東京都で2109人に上り、10年前とくらべて2倍となった。

   公的な介護サービスを受けようにも、経済的な理由から利用できないケースが増えている。掃除や洗濯、買い物などの家事支援も同居家族がいると受けにくくなるという。

共働き、家庭少数化で面倒見られる家族いない

   ケアマネージャーとして介護の現場を経験している淑徳大学の結城康博教授は「介護というのは家族がある程度やっていくものだ、家族がいれば十分で、社会保険サービスでやる必要がないという考え方が制度に残っています」と話す。

   しかし、家族や雇用のあり方は昔とは変わっており、制度もそうした社会的な変化にあわせて対応すべきだという。また家族は、昔ならば兄弟数人で分担していた介護を、いまは1人で全部やらなければならないケースが多い。

   介護サービスを使いやすく、増やすと同時に、「職場で介護休暇が取りやすいなど、介護しやすい環境の整備も必要だ」としている。

NHKクローズアップ現代(2015年12月2日放送「家族はいるけれど~急増『日中独居』高齢者~」)

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