<新・牡丹と薔薇>(フジテレビ系)
そろそろ始まるドロドロ愛憎!わけあり男女がくんずほぐれつ・・・女子高生が出産したり、娘の里親と結婚したり

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   2004年に放送された東海テレビ制作の昼ドラ「牡丹と薔薇」が12年ぶりに「新・牡丹と薔薇」として復活した。ドロドロの愛憎劇で話題を呼んだ前作を超えるヒットドラマになるか。

   はじまってまだ第2週目に入ったばかりだが、とにかくスピーディな展開に驚かされる。1週目で交通事故死した恋人の子供を出産した女子高生の眞澄(美山加恋)だが、母親(山口いづみ)が「お前に育てられるはずがない」と言い含め、赤ちゃんを養子に出してしまう。名前は担当医がつけた「ぼたん」にすることが決まった。

   眞澄は女子大生になり、学園祭のミスコンで優勝し、バラ園を経営する小日向崑一(岡田浩暉)と知り合い結婚。バツイチの崑一にはぼたんという名の娘がいて・・・。さらにバラのように美しい美輪子が生まれ、2人は仲の良い姉妹として成長する。と、ここまでが第1週。

   2週目からは、美しい娘に成長したぼたん(黛 英里佳)と美輪子(逢沢りな)の物語になった。眞澄も美山加恋から伊藤かずえにバトンタッチされた。とはいえ、まだほんの序盤戦。この後のドロドロ展開を前に、いまはまだ嵐の前の静けさといったところである。

鰐淵晴子の変りようにびっくり

   主演の2人はともかく、脇を固めるベテラン勢の濃さは「下町ロケット」を超える。強烈だったのは崑一の母・カオルコ役の鰐淵晴子だ。鰐淵は3歳からヴァイオリンの英才教育を受け、天才少女バイオリニストとして注目され、映画「ノンちゃん雲に乗る」に主演するなど、その美貌で一躍人気女優の仲間入りをした。エキゾチックな貌立ちと抜群のプロポーションは当時としては珍しく、ハーフタレントのはしりといえる。写真家・タッド若松と結婚し、夫が撮影したヌード写真集を発表して話題騒然となったが、美しかったあの鰐淵さんのあまりの変わりようにはちょっとびっくり。1週目だけの出演は残念。息子を溺愛する濃いキャラはなかなか似合っていたのに。

昼ドラ終了もったいない!過去にはNHK朝ドラに負けない名作

   ぼたん役の黛英里佳はどこかで見たことがあるなあと思っていたら、「秘密のケンミンSHOW」の中のドラマ「辞令は突然に・・・」で、転勤ばかりの夫・東京一郎(あずまきょういちろう)について全国を回っていた妻・はるみ役の女優だった。ようやく掴んだ主演女優の座、よかったねと応援したくなった。

   フジテレビの社長がフライング発表したように、この東海テレビの昼ドラは来年(2016年)3月で終了という。1964年にスタートした昼ドラの歴史についにピリオドが打たれる。最近こそドロドロの愛憎劇が売りになっていたが、かつては、NHKの「朝ドラ」にも負けない名作ドラマを数多く輩出していただけに残念でならない。これまで楽しませてくれた昼ドラに感謝の気持ちを込めて、毎日、「新・牡丹と薔薇」とつきあっていきたい。(月~金ひる1時25分~)

くろうさぎ

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