「世界最高」涙の羽生結弦の隣に愉快なゆでダコ!オーサーコーチ真っ赤に沸騰・・・脇役たちの人物観察楽しみ
<フィギュアスケート グランプリファイナル 世界一決定戦2015 男女フリー>(テレビ朝日系)

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   ここまでくると羽生結弦の快挙を称えるしかない。しかし、多少の違和感もある。わずか21歳の少年ぽい若者にしては、彼の応答は老成し過ぎている。例えば、内村航平も前人未到の領域にあるトップアスリートだが、彼の応答は訥々としていて納得がゆく「らしさ」があるが、羽生の答えは完璧すぎて、ある意味気持が悪い。

   決して悪い意味ではないが。息も弾んだ演技直後でさえ、応援者への感謝の念を述べるのは、小さい時からそう躾けられてきたからであろう。哀れである。苦しい苦しい修業を重ねて、人々を楽しませ、そりゃあCMなどで金は稼げるかもしれないけれども、あれだけ悧巧な青年ならば、衆人環視の中での自分を客観視するぐらいの知的な資質は持っているはず。だから、心的苦労も多いのだ。

   それが今回、ふいっと地が出た。キス&クライでの採点を見て、顔を覆って涙した。やっと、よそ行きの顔が消えてハタチ過ぎの少年にかえった。よかったと思う。おかしかったのは横にいたオーサーコーチの表情である。最初は「どんなもんだい」と意気揚々としていたが、予想よりも高い得点に驚いて、ゆでダコの様な真っ赤な顔になった。「信じられん」とでもいう風に、首を振り振りしている。コーチ冥利につきるとはいえ、2位のフェルナンデスも彼の弟子で高得点。フィギュアスケートの中継を見る楽しみの1つは、このような脇にいる人々の人物観察がこたえられないのである。(放送2015年12月13日18時57分~)

(黄蘭)

採点:1.5
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