2018年 9月 19日 (水)

大根の沢口靖子も頑張った!犯罪捜査で浮き彫りになる「日本の下層社会」・・・シリーズ好評も納得のリアリティ
<警視庁機動捜査隊216 第5弾」(TBS系)

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   たかが月曜ゴールデンと斜に構えて見始めたが、案外面白かった。大昔、テレビドラマで「機動捜査隊」を描いたものがあったが、時代が変わって今の機動捜査隊は、街を24時間ぶっ続けでパトロールしながら、事件発生とアナウンスがあれば現場に駆けつけで捜査1課や地元警察を助ける。そのため、1課の指揮官から「出しゃばるな」とののしられることもあるし、手柄も持って行かれる。
   沢村舞子(沢口靖子)は機捜(機動捜査隊)のトップ警部補で、いつも部下の巡査部長・金子洋平(赤井英和)と行動を共にしている。一軒家で1人暮らしの老女が殺され、その家の家政婦が発見する。事件の周辺で夫の暴力で別れようとしているキャバレー勤めで5歳の子の母親や、ホームレスの老人や、息子を高校に入れたいと日夜働いている中年のシングルマザーなど、社会の下積み生活で汲々と這いまわっている人々が出てくる。
   今の日本の縮図が描かれており、気は滅入るがなかなか赤裸々でリアリティがある。結局、高利貸しのババが金のために撲殺されるのであるが、新聞の社会面を賑わす現実の殺伐とした下層社会は、決して他人事ではないと身につまされる。年金は目減りし、医療費は値上げされ、庶民は物言わずただ耐えるだけ。当シリーズの評判がいいのも当然なのだ。沢口は「科捜研の女」のイメージが強く、相変わらずの大根ぶりでもまあまあの出来。赤井は滑舌が悪い。(放送2015年12月21日21時~)

(黄蘭)

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