ひとまず安心の三谷幸喜大河!ロケ多用でオーソドックスな戦国もの期待できそう 
<大河ドラマ 真田丸 第1回」>(NHK総合)

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   1回目を見ただけでは何とも言えないが、三谷幸喜作にしては真面目でオーソドックスな戦国ものという印象である。はちゃめちゃな時代劇でなくてよかった。時代が破天荒な戦国時代だから奇をてらう必要がないのだ。人質、裏切り、寝首を掻く、何でもありの恐ろしい戦乱の世の中では、姑息なことをやらない方がいい。
   若き日の真田信繁(堺雅人)が兄の信幸(大泉洋)と共に、お館様の武田勝頼(平岳大)一行を父・昌幸(草刈正雄)が先行して帰った自分たちの城の岩櫃城に案内しようとしたところ、古くからの家臣に進言されて、勝頼は小山田と共に岩殿城に行ってしまう。しかし、岩殿城の門前で、小山田は既に織田方に寝返っていたので、城の門が閉ざされ、勝頼一行は仕方なくもと来た道に引き返す。
   武田家終焉の地は筆者がいつも通る中央高速道路から見えるので、悲哀が身近に感じられたが、織田方の大軍に攻め込まれて、言わば敗走中であるのにも拘らず、ド派手な幟や旗を立てて、キンキラキンの行列で歩くのはおかしくはないか。これでは周辺に潜んでるかもしれない敵に襲ってくれというようなものではないか。
   全編にロケを多用し、如何にもスタジオ製と思わせた前作「花燃ゆ」や前々作に比べて爽快感はある。子供役の堺や大泉は無理があるが、父の草刈と勝頼の平はそれぞれ持ち味を出して合格。母の高畑淳子と姉の木村佳乃は戦国の女性(にょしょう)には見えずペケ。(放送2016年1月10日20時~)

(黄蘭)

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