甘利明辞任!致命的だった「大臣室でカネ受け取り」個人的な付き合い通用せず

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   甘利明・経済再生担当相はきのう28日(2016年1月)に会見し、辞任を表明した。建設業者からの金を受け取ったのは事実で、秘書が使い込んだ部分もあって言い訳が立たなくなったということらしい。安倍首相は後任に石原伸晃・元環境相を任命した。

安倍首相「支持率10ポイント下がっても甘利を支える」

   甘利前大臣は建設業者から50万円づつ2度、計100万円を受け取っていた。これは政治資金収支報告書に記載した。しかし、秘書が受け取った500万円のうち200万円は記載したが、残り300万円は秘書が使い込んでいたと明かした。秘書は接待も受けていた。

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   「国会議員としての秘書の監督責任、閣僚としての責務及び政治家としての矜持に鑑み、閣僚としての職を辞する決断を致しました」と語った。会見が始まってから30分も経っていた。安倍首相は「続投」と言っていたから、説明会見だと思っていたメディアは驚いた。

   甘利氏はTPP(環太平洋経済連携協定)やアベノミクスを担当して、自他共に認める安倍政権を支える柱の1人だ。安倍首相は当初辞任の必要を認めなかった。新聞報道によると、「支持率が10ポイント下がっても甘利氏を支える」といったことで、「そこまで言ってくれた首相の足を引っ張れない」と、逆に辞任に踏み切ったのだという。会見でも「足を引っ張るのは耐え難い」と言った。

   会見では「菓子袋から現金の入った封筒を取り出しポケットに入れた」と書かれていることについては、色をなして「そんなことをするはずがない」と反論した。ただ、業者のために口利きをしたかどうかについては触れず終いだった。

菓子折りと一緒に50万円・・・返さないのが永田町の常識?

   政治ジャーナリストの後藤謙次氏は「辞任はかなり前から決意していたようです。会見では自身の問題と秘書の問題を切り分けている。秘書についてわからないことが多すぎたのではないでしょうか」という。

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「秘書がやったことがなんでわからないんですか」

   後藤「政治家が位が上がって公務の部分が多くなると、地元に帰らなくなるんです。秘書もまた偉くなったような気分になる。議員と同等の立場で人と付き合い始め、抜けきれなくなることがあるんですね。そこが監督責任。過去に失敗した人いっぱいいる」

   長嶋「秘書がそそのかされたということもありますか」

   後藤「そこから入り込まれて、抜き差しならないというのはあります」

   吉永みち子(作家)「辞任は監督責任といいますが、実際は何が行われたのか。きちんと聞いていない」

   後藤「55年体制の古典的な手法が行われたので驚きました。最近の政治とカネの問題はほとんどが使い道の話。入る方でこれだけのスキャンダルは久しぶりです」

   司会の羽鳥慎一「お菓子の袋に封筒が入っていたら、アッと思わないんですか。返そうでなく、処理しておいてと。そういう感覚?」

   後藤「普通はもっとスマートにやると思います。致命的だったのは、お金の受け取りが大臣室だったこと。最低限、議員会館か、普通は外で会う」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「甘利さんも口利きを認めてるのなら、封筒が出てきた時に政治資金だとは思わないでしょう。返しておけじゃなくて、処理しておけといったわけだから。秘書だけに止まらない話ですよ」

   後藤「甘利さんの辞任で政治的には終わるが、金の趣旨の問題が残ります。野党側は秘書、あるいは甘利さんの国会招致に動くでしょう」

   「週刊文春」が建設業者の告発を引き出したのは大したものだが、この業者は大臣室などでのやり取りを録音していた。なんでそんなことをしたのか、なぜ告発したのかがよくわからない。業者自体にもいかがわしさが漂う。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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