2024年 4月 20日 (土)

介護施設虐待4年で3倍!現場軽視の運営、閉鎖体質、未熟なスタッフ・・・見える化をすすめろ!

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   厚生労働省によると、介護スタッフによる虐待件数はここ数年うなぎのぼりで、平成21年は76件だったが、平成25年は221件と4年で3倍に急増した。最も大きい原因は教育、知識、介護技術の問題(66%)、次いでスタッフのストレス(26%)、組織風土や人間関係(13%)も多かった。

   NPO「全国抑制廃止研究家」が行った全国調査によると、虐待があったとする介護施設は1510か所もあった。研究会の本田勇氏は「介護の現場で過酷な労働になっていることが虐待の危険性を高めています」と指摘する。果たして過酷さだけなのか。異論がありそうだ。

東京都は評価調査員が1300項目の立ち入りチェック

   国谷裕子キャスター「そもそも虐待が起こりやすい施設は過重労働、人手不足が最大の原因ですか」

   患者の抑制や拘束に取り組むケアホーム「西大井こうほうえん」の施設長の田中とも江さんはこう答えた。「否定はしませんが、そういう状態にしてしまう施設の運営そのものに問題があるとおもいます。入所者に対して目が届かないところにトラブルの原因があります。きちんとした教育が介護スタッフの世界に少ないんです」

   国は「福祉サービス第三者評価」と呼ばれ制度を導入している。NPO法人など評価機関の調査員が特別養護老人ホームを調査するものだ。評価調査員がこの日に訪れたのは東京都内の特別養護老人ホームだった。介護現場の経験が豊富なケアマネージャーや介護のプロが、介護スタッフが十分配置されているか、食事、排せつのケア、認知症のケアなどが適切に行われているかなど、1300の調査項目をもとにチェックして評価を下す。入所者への聴き取りも行い、生活上の不満や虐待の有無を確認する。

   調査結果は行政に報告され、ウエブ上でも公開される。新たな入所希望者やその家族が施設を選ぶ際の判断材料として活用してもらうためだ。現在、とうきょう都内の施設の9割以上がこの調査を受けているが、全国レベルではまだ6%でしかない。

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