2018年 9月 19日 (水)

あっぱれ秋吉久美子「還暦」過ぎてこの色香!名古屋のテレビ局お得意の古めかしいドロドロ愛憎劇
<愛おしくて 第1回~第5回>(NHK総合)

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   久々の黒土三男作品である。名古屋制作というのがミソで、民放の東海テレビではないが、何故かあちら方面のドラマは大昔の大映映画のようなドロドロの愛憎劇が多い。加えて注意深く見ると、面白いことがわかる。主演の藤沢小夏役・田中麗奈はいいとしても、有松絞りの師匠になる深浦怜子役の秋吉久美子といい、小夏をスカウトしにくる水上まなみといい、民放では今やあまりメジャーでない俳優が出ている。邪推だが、名古屋制作は敬遠されるのか。
   獣医師で怜子の恋人の中原光太郎になる吉田栄作だって、アメリカから戻ってきてからパッとしない。岐阜のあたりは風景がきれいだが、何となく場末感が漂うドラマである。ただし、秋吉久美子の既に還暦を過ぎた女優とは思えない肉体と色っぽさはあっぱれ、脱帽である。田中麗奈が色気のないぶっきらぼう娘なので、余計に秋吉の色香が目立つ。昔、秋吉が子供を「卵で産みたい」といった名言を思い出すが、その息子は35歳で亡くなったとか。事実か?
   有松絞りで才能を発揮する小夏が、有名デザイナーにスカウトされるところが第5回。光太郎と小夏が愛し合うようになり、いよいよ怜子の復讐(?)が始まるのか。ヒュードロドロドロ。面白いラブストーリーだが、古めかしくて、師匠が弟子の作品を自分の名前で発表するなんて盗作の手は、ネット時代に通用するのか疑問である。何度も使い古された逸話だから、いまいち新鮮味がない。(放送2016年2月9日22時~)

(黄蘭)

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