仲里依紗の特筆演技、贅沢な脇役がもったいない!力作の足引っ張った懲りすぎ・・・「極低視聴率」残念
<逃げる女 第1話~第6話>(NHK総合)

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   1月のはじめに「逃げる女」について予告記事を書いた。プレビューは見ない主義の筆者が、1回目のDVDを見る機会があったからである。全6回を視聴しての感想を書く。残念ながら視聴率は極低であった。信じられない2%台(最終回を除く)に終始した。裏に強力な他局番組があったとも思えないが。まことに残念である。
   一言でいえば「シュール」なロードムービーだった。殺人の冤罪で8年も刑に服し、出所してから、主人公・梨江子(水野美紀)はアリバイを立証するはずが、嘘をついて否定した元同僚のあずみ(田畑智子)を追うが話は聞けない。彼女に会えないままあずみは水死体で発見される。付きまとう謎の美緒(仲里依紗)の人懐こさと凶暴さの理由がわかってくる。予想通り親の虐待だったので筆者はがっかりしたが、仲里依紗の演技は特筆ものの素晴らしさだった。
   筆者の独断では、視聴率が伸びなかったのは内容ではなく、見た目である。シャがかかったような独特の不鮮明な画像と、何よりも音声に聞き取りにくいムラがあり、こういう凝った画像とセリフの聞き難いドラマは「あ、もういいや、パス」となるのだ。今の視聴者は我慢強くないし、すべてがエンタメ志向。暗い小屋で見る映画とは違うのだ。
   セリフの聞き取りにくさは致命的である。最後まで見てもらってナンボだろう。加藤雅也、高橋克典、古谷一行など贅沢なキャストであったのに勿体ない。それと、異様な過去を持つ美緒が今日まで大手を振って歩いてこられたのがいささか説明不足。(放送2016年2月13日22時~)

(黄蘭)

採点:1.5
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