もう物置じゃない近ごろのトランクルーム!ソファ置いて寛ぎ空間
単なる物置だったトランクルームが大変な進歩をしているという。「ビルや1戸建てで、屋内で廊下の左右にドアがある屋内型が急増しています。狭い住宅からあふれ出た家具や家電、衣類や本などの仮置き保管庫としての利用が広がっています」(西堀裕美アナ)
最近は年1割のペースで利用者が増えている。
捨てられない思い出の品々を大切に保管
【ネットオークションまでの保管】
戸田幸枝さんは渋谷区に1畳ほどのスペースを借りている。料金は1か月2万5000円だ。「24時間出入りが自由だし、女性専用のフロアなので男の人と鉢合わせしないし、セキュリティも万全です」と言う。
自分の服や娘の子供の頃の服を衣装ケース14箱にまとめて保管しているこれらの服はネットオークションに出品するので、「落札されるまでの保管場所。おかげでわが家は広々です。まさにミニマリスト(持たない暮し)になっています」
【捨てられない品々】
門田恵美子さんは夫に先立たれ、高齢者住宅に引っ越した。部屋はワンルームなので、多くのものは置けない。引っ越しで大量処分したが、どうしても捨てられない物が残った。丹精を込めて彫ってきた鎌倉彫の手鏡やお盆、彫刻刀などだ。
「これだけは愛着があって。トランクルームの月々1万円は高齢者には負担ですが、でも安心だし助かっています」と笑う。
トイレ、キッチン完備
【本の収納は月々300円でデーター管理も】
トランクルームの需要は都会だけではない。岐阜県・関ヶ原町の小川東吾さんの書斎は200~300冊の書籍であふれていた。「書籍専用のトランクルームを利用しました。箱詰めして送ると、1箱で月々300円。本1冊毎に専用のファイルに包んで保管してくれます。しかも書籍のタイトルや作者など別にデーターベース化してくれて、雨や雪、水の災害から守ってくれる。ありがたいです」
【いっそ住んだら?】
西堀アナ「葛飾区の公園派出所前にあるトランクルームは、1階が駐車場スペースで2階はソファなどを置いて自由にくつろげる空間になっています」
ゲストの玉ちゃん(タレント)「それじゃあ住めるじゃん」
柳澤秀夫キャスター(解説委員)「トイレもあるの?」
西堀「トイレも流し台も付いています。値段は月8万円から10万円。レンタルルームはあくまで収納を目的の賃貸契約なので、ここに住む事はできません」
井ノ原快彦キャスター「ならこの部屋で過ごして一睡もしないならいいんだ」
だったら、もう一部屋借りるか、もっと広い部屋に移るかしたほうがいいんじゃないの。
(磯G)