2018年 7月 21日 (土)

日本人は知らないシャープ買収「鴻海工業」の実力!国際的にははるかに有名企業

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   経営危機にあるシャープは台湾の電子機器メーカー「鴻海(ホンハイ)精密工業」による買収を受け入れると発表した。ホンハイは売り上げ16兆円の世界最大のメーカーで、NPO法人産学連携推進機構の妹尾堅一郎理事長によると「日本では知られていませんが、国際的には、ある意味、シャープよりもはるかに有名です」ということで、アメリカのアップルなど、世界の有名企業の製品を組み立てている。

   国谷裕子キャスター「私たちからすると、ブランド力のあるメーカーが、いわば下請けのアジアのメーカーに買収されるのは複雑な部分もあるのですが、力の逆転はなぜ起きたのでしょうか」

   妹尾によると、日本企業は付加価値が低い製造分野を中国などの海外メーカーに委託してきたが、「それを全部まとめるととんでもないスケールになり、委託先のモノを作る力が蓄積されてきたんです」「大量生産する場合、ホンハイがなくては世界に製品が行き渡らない状況です。日本も全部ホンハイに頼っています」

豊富な資金力・ネットワークに技術力加われば鬼に金棒

   そんなホンハイがシャープを買収するメリットについて、NHKの河内康之記者は「ホンハイが持つ豊富な資金力とネットワーク、それにシャープの技術力と商品企画力という、互いに足りないものを補って、競争力を作ろうという戦略なんですね」と解説する。とりわけ、シャープの高い液晶技術力はのどから手が出るほど欲しかったという。ホンハイ精密工業を一代で築き上げた郭台銘会長は「シャープの神髄は液晶ディスプレーの技術にあります。ホンハイにとって非常に重要だ」と話している。

   郭会長の見込みでは、ディスプレーが組み込まれた電子機器は今後さらに増え、「私たちは今後、世界で最もディスプレーを調達することになる」という。現在は、多くの部品メーカーと取り引きしてディスプレーを仕入れているが、これを自社開発できれば、さらに高い利益を得られると見ている。

*NHKクローズアップ現代(2016年3月1日放送「シャープ『買収』~日本のもの作りはどこへ~」)

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