GReeeeN・HIDEが語った「東日本大震災・原発事故」壮絶体験と被害地の5年後も殺伐

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   東日本大震災・福島原発事故から間もなく5年になるが、福島で犠牲になった人たちの身元確認を手伝ったボーカルグループ「GReeeeN」のリーダー、HIDEが壮絶な当時と殺伐とした風景が広がる5年後の事故被害地の今を「あさチャン!」に語った。

   福島で生まれたGReeeeNのメンバー4人は全員が歯科医師で、被災直後、飯館村にある市施設に置かれた遺体安置所に向かった。「原発から飛散した放射性物質のせいで近づず、ここに従事する歯科医師の数が足りないという貼紙があったので、『自分が行きます』と・・・」

放射線に汚染され1か月も放置される遺体

   遺体安置所には、放射線を浴びているため、多くの遺体が身元確認ができないまま取り残されていた。身元は歯型や歯の治療痕で確認するのが最も確実だが、歯科医師がいなかった。「1週間、2週間、3週間。おおい方で1か月以上そのままの状態となっていた。この方たちを早く家族に会わせないと必死でした」

   遺体は放射性物質を洗い流したあと、歯科医師によって身元確認が行われるのだが、HIDEが目の当たりにしたのは津波のすさまじさだった。「口の中にいっぱいに土とかを飲み込んでいる状態で、『お疲れさまでした』とか『お口の中を見させて頂きます』とか、一人ひとりが大事な人間なんだと心に留めながら見させていただきました。あの時、歯科医師として少しお手伝いができたのですごく良かった」

福島はいまだに時間がとまっている。メロディーも浮かばなかった

   HIDEは先月(2016年2月)、福島の被災地を訪れカメラに収めた映像を「あさチャン!」で伝えた。「時間が止まってしまったようでした。いつもなら頭の中で音楽のメロディーを探すんですが、思いつかなくなったですね。自分のなかで音楽を見失ったというか」

   忘れ去られたように人の行き来がまったくない中で、被災地はひっそりと6年目の春を迎えている。

文   モンブラン
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