憎めない女詐欺師、翻弄される弁護士・・・鈴木保奈美・黒木瞳で大人向け諧謔コメディ面白そうだ
<嫌な女 第1回 厄介な依頼人>(NHKBSプレミアム)

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   黒木瞳が老けた!40代で真面目で地味な弁護士の石田徹子(黒木瞳)は、20年前から遠い親戚の小谷夏子(鈴木保奈美)にしつこく弁護士として付き合わされている。徹子と対照的な夏子は、女詐欺師で結婚詐欺は働くわ、遺産争奪もやるわ。第1回の婚約不履行話は、農家の息子・章男をたぶらかして田畑を売らせ、買わせたマンションからはトンズラ。章男の母親は激怒しているが父親はそうでもない。つまり、結婚詐欺に近いことをやられているのに悪く思わせない独特の天性の魅力を持った女なのである。
   徹子の事務所のボスは荻原道哉(古谷一行)、アシスタントは磯崎賢(塚本高史)、先輩弁護士は坂口博之(勝村政信)、結構な役者ぞろいであるが、黒木が、20年前の場面では、どう見ても40女の老けぶりで草臥れていてあまり魅力的ではない。ただし、まだ真正面から映されていない夏子は、美人で行動的で華やかで、この2人の対照の妙を出すためのワザとの演出なのかもしれない。
   「頭にくるのに憎めない」という不思議なキャラの人間が存在するのも事実で、話自体は面白そうだ。夏子に弁護士として引っ掻き回されているうちに、何となく共感する「つれあい?」に成ってゆくのだろう。
   シチュエーションは昔のハリウッド映画の諧謔コメディに似ているが、垢抜けなさにおいてイマイチ。だが、地上波連ドラがジャリドラマばかりなので、大人の視聴者向けには貴重である。(放送2016年3月6日22時~)

(黄蘭)

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