シリアISに性奴隷にされる少女たち...9人の男に『転売』され連日レイプ
2016.03.15 15:30
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女性は「戦利品」値段表もあって戦闘員への褒美
ISはおととし10月(2014年)、「奴隷制の復活」を宣言した。女性たちを「戦利品」とみなして「奴隷」として扱うことを認め、戦闘員に褒美として与えることで士気を高め、さらに身代金を得ることで活動資金を集めることも謳っていた。
他国でもナイジェリアでは過激派組織「ボコ・ハラム」によって200人以上の女子学生が拉致されているし、南スーダンでは反政府勢力と戦うことの報酬として、政府軍が兵士に女性への暴力を許していることが発覚している。
国谷裕子キャスター「女性が結婚させられるため、何度も男性に売られることは本当に起きているなのでしょうか」
国連事務総長特別代表で、紛争時における性暴力が担当のザイナブ・ハワ・バングーラさんはこう説明した。「ISは組織的に奴隷売買をしています。値段表があって、若ければ若いほど、男性経験がないほど高い値段がつきます。信じられないことですが、この21世紀に女性を奴隷市場に連れていくということが起きているのです」
国谷「シリアでは空爆が続いています。こうしたなかで彼女たちを救い出す方法はあるのでしょうか」
バングーラさん「ISが支配している地域の人すべてがISを支持しているわけではありません。こうしたネットワークを使えば、少女たちを助け出すことも不可能ではありません」
ビレッジマン
*NHKクローズアップ現代(2016年3月14日放送「女性たちの『戦争』~知られざる性暴力の実態~」