平幹二朗に救われた綾瀬はるか!ケチ付けどころ満載のファンタジードラマに舞台仕込みの存在感
<大河ファンタジー 精霊の守り人 第1回 女用心棒バルサ」(NHK総合)

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   筆者は劇画は大嫌いだし、「ロード・オブ・ザ・リング」的な映画も全く見ないし、ましてや、テレビドラマで作られるファンタジーなんか願い下げだと思っていたところに、この「大河ファンタジー」のDVDがドカンと送られてきたのである。見ないわけにいかない。勿論、原作がどれほどヒットした作品か無関心だし読んだこともない。恐る恐る再生してみたら、これが案外面白かったのである。
   ケチを付けようと思えばいくらでも材料はある。バルサ(綾瀬はるか)が最初に川に落ちてチャグムを助ける場面で、日焼けして普段は赤黒いのに、川で泳いでいた時には色白に戻っちゃってたとか、帝(藤原竜也)の衣装が前宣伝では美術が凝りに凝ったという割にはペラペラとチャチで、合成繊維の使い捨て風に見えたり。
   バルサ役の綾瀬は近頃出過ぎだ。民放でクローン人間をやったばかりで、コンサートでは舞台中央で下手くそな独唱をしていて、今度は用心棒かと突っ込みたいが、配役では、立っているだけでおどろおどろしい雰囲気が醸し出せる平幹二朗に助けられている。平(聖導師の役)の舞台的なエロキューションが架空の国・新ヨゴ国を、昔あったかもね、こんな国、と思わせる。
   遠くの連山、第2王子が落とされる巨大な橋の遠景、庶民が行き交う街の雑踏など、緑深い森の佇まいと共に映像が中々見事である。アクションが作り手の自慢らしいが、外国映画や外国ドラマで見たような既視感はある。(放送2016年3月19日21時~)

(黄蘭)

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