2024年 4月 25日 (木)

男性Dが作る「女性向け番組」オンナの見たい知りたいはそこじゃないの!

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   先日、某女性ファッション誌を見ていて投げ出しそうになった。「春は出会いの季節、なのに出会いがないと嘆くこじらせ女子が出会える女性になる方法」といったようなキャッチーなタイトルが付けられていた。目を皿のようにして読んでみた。結果、ガッカリ。最初から最後までこじらせ女子なら誰でもわかっているようなチープなデータの羅列、対策もそれができたら今ごろ悩んでおらんと、どこかで見聞きしたような薄っぺらいアドバイスばかりなのだ。残念だ!好きな雑誌だったのに、もうこれからは買わないかもしれない。と、ここで一人の読者が去って行った。

   気になるのは、なぜこんな記事に編集長のOKが出たのかということ。その雑誌は大人の女性をターゲットにしている。それなのに、「職場の男性も異性として目をむけてみると、出会いの確率は高まる」だとか、「自立した女性よりも妻の資質が高いことをアピール。母に料理をならっています。ぐらいなウソをついておこう」とか、反吐がでるような文字が並ぶ。これで「ウン、そうだね」と実践しているような女は、すでにどっかの男のものになっとるわい。女性読者の心に潜む悪魔をわざわざたたき起こすような記事を載せた神経がわからないな。担当記者は男性だったのかしらん。

演出過剰の逆効果

   テレビだと女性に特化した番組、男性に特化した番組はつくりにくい。地上波で深夜に思いっきり男性視聴者をターゲットにしたものがいくつもあった時代が懐かしい。誰が見ているのかわからないのがテレビ。でも、たまに女性に見てもらいたいなという意図で作る番組はある。女性が「こんなステキな暮らしを私もしてみたい、あんな場所へ行ってみたい」と胸をときめかせながら見てもらうようなタイプのものだ。

   こうした番組は曖昧な感覚が重要で、男性ディレクターは非常に苦しむ。女性視聴者ならばここが見たいというポイントを撮り損ねることが多いのだ。映像に面白さをつけようとして、過剰に演出してしまうケースも少なくない。そうなると、女の人に見てもらいたいと宣伝文句をつけておきながら、見たいものと違うじゃんと女性視聴者からそっぽを向かれてしまうことになる。

   では、女に嫌われないモノとは何か。絶えず新しい確かな情報で、ユーモアはあっても極端に面白さを求めず、愛でたくなるような可愛らしさや美しさ。これがあれば女性の支持票が減ることはないんじゃないかな。女性のみなさん、いかがでしょうか。

モジョっこ

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