活断層ひび割れの上に浮かぶ日本列島!地震発生確率が高いのはどこだ?
熊本地震で活断層の危険を目の当たりにしたが、実際、日本列島はヒビだらけの上に浮かんでいるのだ。佐藤俊吉アナが「自分が住んでいるところの地震のリスクを知ることができないかということで、ご紹介したいのがこのホームページです」と見せたのが地震調査研究推進本部の「(日本を取り巻く)主な活断層帯」だ。ズレる確率が高い活断層が赤く書かれているのだが、ほとんど全土にわたっている。なかでも比較的高いと見られる断層帯には次のようなところだ(一部)。
「糸魚川・静岡構造線断層帯」(山梨、長野)
「日奈久断層帯」(熊本)
「中央構造線断層帯」(兵庫、奈良、和歌山、愛知
「境峠・神谷断層帯」(長野)
「阿寺断層帯」(長野、岐阜)
「三浦半島断層帯」(神奈川)
「安芸灘断層帯」(広島)
「山形盆地断層帯」(山形)
「高田平野断層帯」(新潟)
「上町断層帯」(大阪)
「琵琶湖西岸断層帯」(滋賀)
「サロベツ断層帯」(北海道)
予測はできない。備えることが一番の防災
有働由美子キャスター「高いというのはどう考えればいいのでしょうか。何年以内に何%とか言いますけど」
高知大学の岡村眞特任教授はこう解説する。「地震の発生の間隔が短いとか、本来活発なはずなのに、近年、地震が起きていないというようなところを、確率が高いと見るわけです。でも、活断層がないところでも地震は起きますからね、いつどこでということはわからないですね」
柳澤秀夫キャスター(編集委員)「自分の住んでいる周辺にあるかどうかを知って、わかっているだけでも違いますよね。ただ、これでもいまわかっているだけの活断層で、まだわかっていないものもたくさんあるわけですよ」
地震は必ず来るんだと覚悟して、備えておくことが一番大切だ。
(磯G)