舛添都知事「政治資金で家族レジャー」違法性なし?使い道は不問の規正法

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   公用車での別荘通いや高すぎる海外出張費が問題になっている舛添要一・東京都知事に、今度は参院議員時代の政治資金収支報告書におかしな支出があることがわかった。舛添氏はきのう11日(2016年5月)、「いま事務所に調べさせている。精査してコメントしたい」と語っている。

純金風呂で有名なホテルに子ども連れて初日の出見物

   週刊文春(5月19日号)のが報じているもので、現在は解散している政治資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」の支出の中に、知事になる前の2013年1月3日に23万7755円、14年1月2日に13万3345円を千葉・木更津市の龍宮城スパホテル三日月に支払い、会議費として計上されていた。1億5000万円の黄金風呂で有名なホテルだ。しかし、ホテルのホームページにある会議室の使用料金は、お茶・おしぼり付きで1人500円。23万円は単純計算で約450人で使用したことになる。

性善説

   週刊文春がホテルに取材すると、「正月三が日に会議室を使う人は通常いない」ということで、子供を連れての慰安旅行だった。14年1月2日の舛添氏のブログには、「東京湾とアクアライン、うみほたる。皆様にとって、明るい年となりますように」とあり、木更津側から撮ったアクアラインの写真が載っていた。

   報告書には他にも、13年に東京・世田谷の自宅近くのイタリア料理店で計3回食事をして約11万円の支出がある。店に聞くと、家族で来ることが多かったという。家族の食事を政治資金として処理していたのか。さらに、資料購入先として美術商の名前がずらっと並んでいて計85万円以上。ある画商に聞くと、「版画ですよ。版画がお好き」という。

現行法の規制対象は政治家が集めてくるお金だけ

   家族旅行や食事の費用を政治資金で支払ったとしたら、政治資金規正法の虚偽記載になるのか。「政治とカネ」に詳しい日本大・岩井奉信教授は「政治資金規正法は政治家がお金を集めてくるのを規制する法律で、使い道については何も書かれていないんです。だから使い道は自由」という。

   司会の加藤浩次「法律自体が変な使い方をする人はいないという大前提でできているわけですね」

   菊地幸夫(弁護士)も「虚偽とされるには『故意』の認定が必要で、立証は難しい」といい、二人ともこの支出で違法に問われることはまずないという。罪に問われたとしても、会計責任者どまりだ。

   近藤春菜キャスター「使ってるのは本人でしょうに。正月の家族旅行の費用を出された時に、会計責任者は言わないのかね」

   報告書を調べた西村綾子リポーターは「会計責任者は監査もすることになっていますが、内容ではなく数字と領収書のチェックです。政治資金の使い道を狭めてはならないという考え方だということです」

   坂口孝則(経営評論家)「使い道が数万円単位で騒がれるようになったのは、時代が変わったのかなと思う。おかしな支出はたくさんあるので、舛添さんの説明を聞きたいですよ」

   その説明はあす13日に行われるという。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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