2024年 4月 23日 (火)

甘利明をオレと一緒に逮捕しろ!カネ渡した建設会社部長「不起訴処分」納得できん

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   週刊文春の新谷学編集長が去年(2015年)はスクープが部数に結びつかず、春画も何とか部数を上げようとした一連の試みの中でやったことだといっていたが、ABC公査・雑誌販売部数比較表でよくわかった。2015年7月~12月の下半期の部数は、週刊文春は約38万部で前期比91・18%、前年同期比86・79%とひどい落ち込みなのだ。

   週刊新潮も約29万部、90・99%、87・64%と大低迷している。それに比べて、週刊現代は約33万部で108・17%、102・49%、週刊ポストは約26万部で120・16%、100・86%と伸びている。スクープで勝負している2誌が落ち込み、死ぬまでSEX特集を飽きずにやっている2誌が健闘しているという構図である。

   フライデーは約14万部、FLASHが約10万部、週刊朝日が約10万部、サンデー毎日が約5万部。前期比、前年同期比ともに100%を超えている雑誌は上から、文藝春秋、週刊現代、サンキュ!、週刊ポスト、sweet、リンネル、めばえ、nicola、otona MUSE、ポップティーン。

   ちなみに、全雑誌の第1位は家の光で約57万部である。この雑誌は1925年5月に産業組合中央会によって創刊された月刊誌で、情報に乏かった農村部を中心に部数を伸ばし、一時は100万部を超えていた。

「新聞やテレビも検察の言い訳を代弁するばかり」

   甘利明前経済再生相は東京地検が彼と元秘書らを不起訴処分としたので、政治活動を再開すると発表した。これに腹を据えかねているのが、彼らを週刊文春で告発した建設会社の元総務担当者・一色武氏である。一色氏はこう話している。

   <「多額の金銭授受を伴う事件が、なかったことにされようとしています。到底納得することはできません。私自身、逮捕覚悟で、『ワイロ』を渡したことを実名で証言しました。

   そうした私の捨て身の告発も、国家権力の前では無力だったことに悔しさを覚えます。(中略)恐れずにいうなら、検察には最初から結論ありきのシナリオが出来ていたとしか思えないのです」>

   一色氏の自宅には強制捜査が2度入ったが、<「甘利氏や元秘書の自宅にガサが入ったという報道は一切ありません」(一色氏)>。また、検事からマスコミには一切しゃべるなといわれていたのに、検察が不起訴を発表する前日には一斉に不起訴と報じられた。

   <「こうやって検察の都合のいい情報をリークしていくんだなと実感しました。(中略)『十分な証拠がなかった』などと、不起訴を決めた検事の言い訳を代弁するマスコミはあっても、甘利氏や元秘書らに何を聴取したのかという肝心な話を伝える新聞やテレビがないのは残念です」>

   しかし、これですべて終わったわけではない。検察が下した不起訴処分という結論に対して、市民団体が検察審査会に不服申し立てを行っている。<「今度こそ検察審査会でしっかり審査をしていただき、『起訴相当』であると判断されることを期待しています。そして私を含め、甘利氏と元秘書を逮捕すべきです。そうでなければ検察は二度と不正を働く与党の大物政治家を逮捕することなどできないでしょう」(一色氏)>

   日本は三権分立ではない。裁判所も検察も「権力のポチ」化していることがこの件でも証明されたということだ。

東京五輪招致ウラ金疑惑キーマン・電通元専務の開き直り「あんなことは世界では常識なんだよ」

   週刊現代が東京五輪招致の日本側のキーマンといわれている元電通専務で五輪組織委員会理事を務める高橋治之氏(72)を直撃している。五輪招致委員会がコンサルタント会社へ渡したカネが賄賂に当たるかどうかを証明するのは時間がかかるようだが、大手通信社のフランス支局員によると「フランス当局が、何らかの確証を持っているのは間違いない」そうだから、さらに火の手が広がることは間違いないようである。

   高橋氏のインタビューは当然ながら、「不正はない」「自分は関係ない」の一点張りだから紹介するまでもないのだが、一部分だけ引用しておこう。<「こういうことは必ずあるんですよ。どこの国で開催したときも、毎回あるの。どこでもある。それをいちいち気にしていたらオリンピックなんて呼べないし、できない。(中略)いわゆるロビー活動というのは、どこでも認められていることだし、どこでもやっていることなんです。そういうことに関して日本は、マスコミをはじめとして、遅れているんじゃないのかな。そんなことは常識的なことじゃないの?」>

   どこでもやっていることだから自分もした。それがなぜ悪い。おいおい、東京オリンピックで大儲けを企んでいるのは電通だろうが。自社の利益のためにカネを配り、日本に呼んできたと素直にいえばいいのだ。

   「国民の80%以上はオリンピックが来ることに賛同している」だって? 少なくともオレは賛同なんかしていない。汚れちまった五輪なんぞ、とっとと返上してしまえと私は猛烈に怒っている。

北海道山中で6日間サバイバル「田野岡大和くん」何事もマイペースが命救った

   北海道七飯町の山中に置き去りにされ、6日後に無事救出された北斗市の小学2年生・田野岡大和くん(7)の「奇跡の生還劇」は、久しぶりに日本中を沸き立たせた。朗報はアメリカCNNやイギリスBBCなど海外のメディアにも驚きをもって取り上げられた。

   「お父さんは優しいから許すよ」。搬送先の病院で涙ながらに謝罪する父親の貴之さん(44)に、大和くんはこう声をかけた。

   彼が発見された陸上自衛隊駒ヶ岳練習場の敷地は、作戦会議や宿泊に使われるものだが、捜査の対象外だった。置き去りにされた地点から直線距離で約6キロ、最短ルートでも10キロ以上あり、大人の足でも2時間はかかる場所だった。週刊文春によると、大和クンが通っている小学校までは片道2キロ、歩いて約40分かかるという。日々の通学は足腰の鍛錬にもなっていたのだろう。近隣住民が彼のことをこう話している。

   <「呑気というか、芯が強いというか、登校する時はゆっくりと自分のペースを守って歩くんです。『遅刻するよ』と声をかけても、焦る様子は一切なく、他の子に追い抜かれていこうが、お構いなし。だからいつも最後尾になっていました。まさに、我が道を行く感じでしたね」>

   身長120センチ、体重20キロの小さな冒険家は早くも大物感が漂っているようだと週刊文春は書いている。

参院選「自民だけで3分の2」絵に描いた餅で安倍首相は政権ブン投げ?

   ここで週刊現代から2本紹介しよう。先週の週刊現代は実燃費とカタログ燃費の差を実際に調べて発表した。今週はその中でもカタログ燃費の65%未満しかない59車種を「実名公開」している。

   スバルのプレオはリッターあたり実燃費15・95キロなのに、カタログ燃費は32・6キロで達成率は48・92%しかない。スズキのアルトラバンも達成率49・52%。三菱のeKワゴンは53・36%、フォルクスワーゲンのパサートは53・63%、トヨタのプリウスは53・50%しかないのだ。

   ユーザーをバカにしているとしか思えないふざけた自動車メーカーに鉄槌を下す時期が来ていると思う。

   参議院選は事実上始まっているが、週刊現代が「いちばん早い予測」をしている。結果からいうと、「現有の116議席をわずかに超えるに留まるだろう。『自公で過半数』という低すぎるハードルはクリアできるが、現状維持で、『圧勝』とは言い難い」(週刊現代)

   衆参ダブル選挙で自民党だけで3分の2を確保して、いざ「改憲」と意気込んでいた安倍首相だが、菅義偉官房長官らに抑え込まれて、それができないとなったら、とたんに参議院選挙への関心が薄れてしまったという報道もある。

   安倍首相は参院選の結果如何では総理の椅子をぶん投げてやめてしまう可能性も出てきたと思う。

高倉健のお墓が更地になってしまった!養子の元女優が親戚・知人にも知らせず『強行』

   元ファンキーモンキーベイビーズのファンキー加藤(37)が、アンタッチャブル柴田英嗣(40)の妻A子さん(40)とダブル不倫していて、A子さんは柴田と離婚後、妊娠が発覚したと週刊女性が報じて、ワイドショーが連日彼らを追い回している。

   A子さんは今月(2016年6月)に出産予定だが、加藤は離婚はせず、その子供を認知し、養育費を支払うことで話し合いがついたようだ。

   こちらは2014年11月に亡くなってしまった高倉健の話。週刊新潮はこのところ、養女と高倉の身内との確執を何度か報じているが、今週は高倉健が生前に買っておいた鎌倉霊園のお墓が更地にされてしまっていると報じている。鎌倉霊園に高倉がお墓を買ったのは1972年、江利チエミと離婚した翌年に当たる。

   高倉は当時大スターだったチエミの大ファンで、映画で出会い、3年後にゴールイン。62年にチエミは身ごもるが、妊娠高血圧症候群のために中絶を余儀なくされてしまった。その後、チエミは異父姉に数億円を横領され、その負債が重く圧しかかり、「迷惑をかけたくない」と彼女から高倉に離婚を申し出た。

   鎌倉霊園に健さんは江利との間の水子を祭る地蔵を置いた。彼がこだわって選んだ八光石でできた像は高さ約1メートル。その奥には小さな墓石を建て、本名と役者名を組み合わせた「小田健史」の名ならびに「小田家先祖各霊菩提」と刻み、折に触れてここを訪れ鎮魂を祈ってきた。

   <「健さんが亡くなれば大きな墓石を置き、遺骨はここに納骨される。誰もがそう信じて疑わなかった」(小田家の事情をよく知る関係者)>

   だが、このシナリオが狂い始めたのは健さんが亡くなった直後からだった。世田谷の自宅に住み込んで、彼の身の回りの世話してきた元女優(52)を養子にしていた事実が明らかになり、彼女は唯一の子として預貯金や不動産を全て相続した。

   <そのうえで、健さんと縁のある者に対して異様としか言いようのない排斥主義を奉じながら接していく。具体的には、長らく助け合ってきた実の妹にも健さんの死を告げず密葬を行い、戒名はなし。四十九日もせず、散骨し、鎌倉霊園には入らない・・・などといったもの。

   「これらはすべて故人の遺志」と養女は主張するのだが、生前の名優を知り、深く交際したものであればあるほど、胸に痛く響く項目の羅列だった>(週刊新潮)

   相続人の意向で、5月23日から世田谷豪邸の一部解体が始まり、これと相前後して、鎌倉霊園の墓地から水子地蔵や墓石が撤去されてしまったという。そこにはただ茶色い土があり、花が2つ手向けられているものの、すでに萎びていた。週刊新潮によれば、ここはすでに売却されている可能性があるという。

   健さんが健在な頃、まわりには健さんを24時間365日サポートする面々、いわゆる「チーム高倉」の男たちがいた。その1人は涙を浮かべながらこう嘆く。<「やっぱり、残念というほかないです。お参りするところが、もうないんだもん。とにかく健さんは信仰心の深かった人だから、切なく思っているだろうよ」>

   葬送ジャーナリストの碑文谷創氏がこう指摘する。<「口頭で養女の方が故人の意思を聞いていたというだけでは、残された人々は納得しないはず。もちろん、事情があるでしょうから一生涯とは言いません。ただ、更地にするのであれば、周囲に丁寧に説明すべきだと思います。例えば、水子地蔵を撤去した代わりに、お寺に永代供養を頼みました・・・などといった報告です」>

   今の時期は寺にも霊園にもアジサイが咲き誇っているが、アジサイの花言葉は「無情」である。養女は週刊新潮からの取材依頼に「見ません、受け取りません」と拒絶したそうである。

   私も鎌倉霊園に行ってみようと思っていたところだった。だが、そこにはもはや健さん縁のものが何もないのでは・・・。養女のやり方に異を唱えるわけではないが、健さんファンが手を合わせる場所ぐらいはつくるべきだと思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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