円楽師匠と春香クリスティーンがお江戸・深川タイムトラベル!長屋暮らし体感

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   <円楽が行く!落語歩き江戸はじめ(BS朝日)>落語家の三遊亭円楽さんとタレントの春香クリスティーンさんが、江戸の町をブラ歩きしてます。タイムトラベル!? たしかにそんな気分にさせてくれるのが東京・江東区の「深川江戸資料館」です。江戸時代の深川の佐賀町の町並みが原寸大で再現されているのです。佐賀町は永代橋脇の大川(隅田川)沿いにあって、いまでも地名は江東区佐賀1丁目と2丁目です。その後に墨田川大橋も架かっています。

下町の町並みを原寸再現した「深川江戸資料館」

   クリスティーン「わあ、これが江戸の下町風景なんですね」

   入館すると、まず上から町並みを見下ろす仕掛けになっています。長屋が並び、川沿いには船場があり、向こうには火の見やぐらも見えます。下に下りて長屋を覗いてみると、八百屋さんには人参、大根、長ねぎ、小松菜など、近くでとれる野菜が並んでいて、手に取って触ることができます。

   ガイドの小張洋子さんは「長屋の家々は住んでいる人が具体的に想定されていて、家の中のものもすべて触っていただいて結構です。この秀次の家が一般的な長屋の家の広さでした」と説明してくれます。入口の障子を張った引き戸には秀次と書かれていて、広さは九尺二間、4畳半です。「若夫婦と赤ちゃん1人の3人暮らしです」(小張さん)

   クリスティーン「狭かったんですね」

   円楽「これに台所を兼ねた土間が付いているわけだから1Kというわけだよね。狭いでしょ。だから親子3人は川の字になって寝るの。親は隅。だから、おやすみなんだよ」

   クリスティーン「ああそうなんですか、知らなかった」

   円楽「うそ、うそ、うそ。噺家の言うことなんて信用しちゃいけないよ」

   大笑いしながら向いの家を覗くと、三味線がかかっている。「35歳の独身女性という設定です」(小張さん)

   円楽「ああ、小唄のお師匠さんね」

   ふねやどもあります。猪牙船(ちょきぶね)と言われる海上タクシーの手配だけでなく、食事ができ、お酒が飲め、時には男女の逢引きの場にもなったそうです。「ラブホ不倫」の円楽師匠がこの時代に生きていたら、利用してたかもしれませんね。いえいえ、失礼しました。

大トロなんて捨ててた江戸庶民の暮らし

   江戸資料館のタイムトラベルから一歩外に出ると、そこは21世紀の深川です。深川不動堂の仲見世には江戸の名残のようなお店が40軒も軒を並べています。おせんべい屋さん、佃煮屋さん、どら焼き屋さんを冷やかし、2人が入ったのは和菓子屋さんで、「冷やし甘酒」という看板があります。

   円楽「江戸時代は甘酒は夏の飲み物だったんだよ。米こうじから作るからアミノ酸たっぷりで、甘いでしょ。疲れが取れて夏バテ対策だったの」

   いまはシャーベット状になっていて、1杯300円でした。

   「深川といったらこれを食わなきゃね」と円楽師匠が永代通りをてくてく歩いて案内したのは1軒の日本料理店でした。ご店主が持ってきたのは「深川めしです。昔ながらのぶっかけ」。あさりの味噌汁をご飯にかけただけのものです。「深川はすぐそこまで海で、あさりがいっぱいとれたんだよ。前の晩に炊いた冷や飯と味噌汁の残りにむき身のあさりを入れて、ひと煮立ちさせてぶっかけたのがこれなの。漁師めし、早い話が、漁師の朝飯だよ。これに対して、あさりを炊き込んだのは大工めし」

   次はねぎま鍋が出てきました。マグロと長ねぎを煮たものですが、すべて大トロだそうです。クリスティーンが「贅沢ですねえ」と驚いていると、円楽師匠が「ちょっと前までは、トロなんて脂身だから食べなかったんだよ」

   でも、捨てるのはもったいないと鍋に仕立てたのですが、脂が口に残るのでねぎでさっぱりさせたのだそうです。「おじいさんの頃はね、脂身、いまじゃ大トロだね、あれは家畜のエサかまかないだったんだよ。決して、お客に出すものじゃないと言われたものさ」(ご店主)

   下町はそろそろ軒先で風鈴が鳴り出す季節です。そんな夏の江戸情緒いいものですよ。(6月12日よる9時)

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