2024年 4月 26日 (金)

イギリス「EU国民投票」ブックメーカーのオッズ「残留1・22倍、離脱4倍」

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   EU(欧州連合)からの離脱の是非を問うイギリスの国民投票が、日本時間のきょう23日(2016年6月)午後から始まる。離脱・残留は世論調査でも拮抗しており、先週には残留派の国会議員が殺害される事件まで起きた。

   国民投票はEUのさまざまな縛りが生活を圧迫しているという離脱要求が強まり、キャメロン首相が残留を狙って打った賭けだったが、目算が狂ったというのが実のところだ。生活重視派に離脱、貿易や国際関係重視派に残留が多い。都市部が残留、農村部が離脱という読みもある。

   世論調査でも40%台で際どく入れ替わっており、態度を決めていない人たちの動向が読めないため、国民投票の結果も予断を許さない。閣僚もメディアも意見が分かれ、文字通り真っ二つの状態だ。

ベッカム「世界とつながっているべきだ」。ミック・ジャガー「離脱は有益」

   さまざまな人たちが賛否を表明している。サッカーのデビッド・ベッカムは「われわれは強く結びついた世界で生きている。子供や孫の世代のため、ともに世界の問題に立ち向かうべきだ。われわれは孤独ではない」と残留を主張。妻のビクトリアさんも「夫を誇りに思う」と話す。映画「ハリー・ポッター」シリーズに出演した女優のエマ・ワトソン、物理学者のスティーブン・ホーキングも残留を支持している。

   離脱派では、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーさんが「短期的に見れば損害だが、長期的に見れば有益だろう」と語り、俳優のマイケル・ケインも離脱を支持している。

   テレビ討論会では新旧のロンドン市長が激しくやりあった。アジア系のサディク・カーン市長は「ロンドンで商売する人たちと毎日話すけど、この町は50万人分の雇用をEUに直接依存しているんだ」という。これに対しボリス・ジョンソン前市長は「ロンドンやイギリスを随分とバカにした話だ」と反論した。イギリスが離脱すればスウェーデンなどが追随するかもしれず、影響は欧州だけでなく世界に及ぶ。

文   ヤンヤン
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