「困オタ」大迷惑!庭園の植え木に登ってコスプレ撮影したり鉄道線路に置き石

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   オタクの定義は何か。信州大人文学部の菊池聡教授によると、「他人の目を気にせず、好きなことにのめり込む」タイプだという。心理学でいう内発的動機付けで、ごほうびや罰はつかないのに自分から何かやってしまうことだ。

   中谷文彦アナ「たとえば、本屋の書棚で順番がバラバラな書籍を整理してしまう、川の流れを見ると石を投げるってありませんか。あれが内発的動機付けです」

   ところが、最近増えているのが他人の目をあまりにも気にしなくなって、自分勝手にふるまう困ったオタク、「困オタ」だ。困オタのせいでオタクそのものが悪いイメージをもたれるようになってしまったという。

京都の刀匠の作業場に勝手に入り込んで道具いじる刀剣女子

   静岡県の豪華な和風庭園は、小説や映画などの作品に近い背景で写真を撮りたいという歴史ものコスプレをした男女に人気だ。ところが、なかには植木によじ登ったり、照明の向きを勝手に変える入場者が目立つようになった。我が物顔ではしゃぎ、他のコスプレーヤーから迷惑がられている。

   京都の刀匠中西裕也氏の刀作りの現場にも困オタが出没するようになった。刀剣女子がブームになり、事前の連絡もなくいきなり仕事場に入り込んでくるのだ。写真を撮ったり、勝手に道具をいじったり、作業中に質問をしたりと、中西さんは困っている。「炭でも赤くなっていなくても、熱いものもありますし、触るとけがにつながります。私は一人での作業なので、見学の対応で作業が遅れる事もあります。最低限のマナーは守ってほしいです」

立入り禁止を注意されても、「ええ、そうでしたっけ?」

   なにかと評判の悪いのは鉄道オタクの困オタだ。自らも鉄ちゃんだというお笑いトリオ「ななめ45°」の岡安章介が千葉県の小湊鐵道に出かけた。小湊鐵道はトロッコ車両を走らせていて、その線路にたびたび石が置かれ、急停車という事が続いた。なぜそんなことをするのか。「列車を止めて、その手前にある菜の花と一つのフレームで写真を撮ろうという事のようです。ルールを守って撮ってこそいい写真なんです」(岡安章介)

   月崎駅は無人駅で、いまは使われていない向こう端のホームにアジサイが咲いている。これを入れて撮ろうというのか、立ち入り禁止の線路を横切ってアジサイに近づこうという撮り鉄があとを絶たない。小湊鐵道・鉄道部の廣瀬英一次長が「立ち入り禁止ですよ。さっきも言いましたが、線路に入らないでください」と注意しても、「そうでしたっけ」とトボける。映像では顔はぼかされていたが、こんなのはぼかさずに出してもいいんじゃないか。

   キャスターの柳澤秀夫解説委員「あれはすべて犯罪行為ですよ。あんなのはオタクじゃない。困オタと別の呼び方をすべきだよ」

(磯G)

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