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荻上チキ「一夫二妻生活疲れた。元の鞘に戻りたい」気鋭の論客『男の身勝手』

   まずは「今週の不倫」から。荻上チキ氏(34)は平成を代表する若手の論客らしい。彼が出ているTBSのラジオ番組「荻上チキ・Session-22」はギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞したそうだが、その理由は「知的な話術がリスナーの考える力を刺激する」というものだった。

   週刊文春によれば、彼が経済学者・飯田泰之氏らと立ち上げたニュースサイト「シノドス」が定期的に開いていた勉強会に来ていた女性と深い仲になってしまったというのだ。彼には大学時代に知り合った妻と2人の子どもがいるが、これだけなら知的な男に惚れた女の物語として、週刊文春が追いかけることもなかったのだろう。

   だが、荻上氏、その女性にのめり込み奥さんに離婚してくれと口にするようになったという。何度か件の女性と別れたりくっついたりを繰り返すうちに、両方と別れることができずに、ついに今年3月(2016年)から「一夫二妻生活」を送り始めたというのである。

   彼女は20代で出版社に勤めている。週刊文春が電話インタビューして、不倫と呼ぶ関係だと思うがと尋ねると、こんな答えが返ってきた。<「世間一般が、私たちの関係をどのように受け止めるのかは、私たちで決められることではないです。ただ奥様が傷ついたことは、私の口から『事実でない』とはいえません」>

   やりとりを読む限り、私のような軟弱で無知な人間とはとてもお付き合いしていただけない難解な女性と見た。

   荻上氏に聞くと、奥さんとは離婚協議を進めていたが、子どもと離れるのが難しいため、彼女とは別れ、関係修復を目指しているという。<「自分の未熟な行動で、妻子および相手の女性を深く傷つけたこと、申し訳なく思っています」(荻上氏)>

   これって不倫をした男がいう常套句だが、恋に落ちれば知者も愚者も同じだということですな。

「水曜日のカンパネラ」コムアイ歌もキャラも魅力的!同棲直撃され堂々の答えっぷり

   お次は「水曜日のカンパネラ」コムアイ(23)が同棲生活を送っているというフライデーの記事。なんのこっちゃと思われる方が多いと思う。私もそうだった。フライデーによれば、2012年から活動を開始し、いま注目を浴びている音楽ユニットのボーカルだそうだ。カンパネラはイタリア語で「鐘」を意味する。<ラップがクセになる「桃太郎」は、YouTubeで900万回以上の再生を記録している>(フライデー)

   私も聴いてみた。なかなかカネがかかったミュージックビデオで、昔話をラップにしてコムアイが魅力たっぷりに歌っている。いいよ!

   慶應大学の環境情報学部を卒業した才媛だが、なかなか個性的な女性らしい。同棲相手は30代のクリエイターのようだ。フライデーが直撃すると、その答えっぷりが堂々としていてまたいい。フライデーに撮られるのは紅白歌合戦に出てからだと思っていた。この人の恋愛事情はどうなっているんだろうと謎にしておきたかったといいながら、彼氏と食事をするから一緒に来ないかと記者氏を誘うのである。

   行ったところが大衆中華屋というのも泣かせる。結婚するかどうかはわからないらしいが、このコムアイはナイスキャラで売れると思うな。

ワイドショーは絶対いじれない「嵐」二宮和也と伊藤綾子アナの「間もなく結婚」

   女性セブンの大スクープは、ワイドショーではできない「嵐」二宮和也とフリーアナ・伊藤綾子との「厳戒態勢」交際である。<ふたりの逢瀬は、いつもマンションの部屋の中だ。東京都心にそびえる超高級タワーマンション。多数の監視カメラ、オートロックはもちろん、警備員やコンシェルジュが24時間常駐で、セキュリティーは万全。住民のプライバシーは守られ、多くの芸能人が住んでいる。その最上階近くの一室に、嵐・二宮和也(33歳)が暮らしている。

   部屋の広さはゆうに100平方メートルを超える。彼にとってリラックスできる空間は何事にも代えがたい。二宮は、オフの時間があってもほとんど外出はしない『引きこもり』。家にこもってテレビゲームをしたり、マンガを読んだり、ギターで曲を作ったり。過去にテレビ番組で、「外食は年に2回だけ」と明かしたこともあった。

   そんな生活を送る二宮のそばに、最近、1人の女性の姿がある。彼女は、夕方のニュース番組「news every.」(日本テレビ系)で、「カルチャー&スポーツ」などを担当する伊藤綾子アナ(35歳)だ>(NEWS ポストセブン7月7日より)

   6月のある週末、二宮が朝早く東京ドームに向かった日の夕方、<マンションの裏口から出てきたのは、ブルーのTシャツ、ジーパン、白スニーカーというラフな格好の伊藤アナだった。小さな斜めかけバッグを肩からかけている。ときおり左右を見渡したり、後ろを振り返ったりと周囲を気にしながら、近所にある高級スーパーへ。店内では手慣れた様子で食材を選ぶと、マンションに帰っていった>(同)という。仕事帰りに二宮のマンションへ向かって買い物を済ませると部屋に戻る。そんな伊藤アナの姿が連日、目撃されている。

   ふたりの出会いは2012年8月。その年の「24時間テレビ」(日本テレビ系)の総合司会を務める二宮が、番組の宣伝のために「news every.」に出演したときだそうだ。お互いのマンションを行き来し、外では絶対会わないという。彼女はすでに自分の家族に二宮を紹介したと関係者が話している。周囲にも結婚式の司会は誰にしようかなといっているというから本気のようだが、「ジャニーズ事務所」が許すか。そこが大きなハードルかもしれない。

高島礼子「極道の妻たち」地でいく肝の座りっぷり!覚醒剤問題でも堂々の対応

   夫の覚醒剤所持でメディア対応した高島礼子の評判がいい。気丈に振る舞い、自ら尿検査を受けて潔白を証明してみせるなど、映画「極道の妻たち」を地でいく肝の据わりっぷりが、視聴者だけでなく記者たちをも唸らせているのである。

   そんな土性っ骨はどうしてできたのか。週刊文春によると、彼女の父親は大学で英語などを教える厳格な教育者だったが、高島は県立高校時代、母親に買ってもらったバイクで夜中走り回りるほどのクルマ好きだったという。高校卒業後に日産の子会社に入り、総務部総務課で保険業務を担当していたというから意外である。

   週末は女性だけで原付に乗って箱根を爆走したり、当時は芸能界に進む気は毛頭なく、「夢はレーサー。でもタクシーかトラックの運転手になれればいい」といっていたそうだ。

   クルマを乗りつぶして金欠になり、レースクィーンの一般公募を受けてみた。23歳という遅咲きながら、彼女の美貌は瞬く間に周囲の耳目を集めて、88年には「とらばーゆ」のCMに抜擢。そのCMが俳優・松平健の目にとまり、東映京都撮影所に招かれた。ただ、松平にも媚びを売らず、ようやく「極道の妻たち」のヒロインに抜擢されたのは99年のことだ。

<「当時、高島君の起用は東映社内でも大きな賭けでした。でも、蓋を開けたら大ヒット。当時の岡田茂会長は『この子はスターになる』と手放しで喜んだ」(同シリーズを手がけた関本郁夫監督)>

   彼女には18歳から交際していた地元の先輩がいたというが、お互いのタイミングが合わず成就しなかった。20代後半には現在服役中の元タレント・羽賀研二と深い仲になっていたという。そして高知と出会い、99年に結婚するのだ。

   女優としても、恋愛関係も決して順調ではなかったようだ。そうした人生が彼女を磨き、今回のような見事な対応をとることができたのかもしれない。

   これからの高島の演技が楽しみだ。

AV女優・香西咲が実名告発!アダルトもの出演に追い込むプロダクション仰天手口

   週刊文春には読み応えのある特集が多いが、人気AV女優の香西咲の実名告白がおもしろい。このところ、タレントとして勧誘したと思わせてAVに出演強要させる悪徳プロダクションの実態が明るみに出て社会問題化しているが、実名・顔出しの彼女の話は微に入り細を穿ち、この業界の悪辣さを浮かび上がらせる。

   香西氏が「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の社長・青木亮氏(40)と出会ったのは2010年だという。青木氏は当時六本木ヒルズに拠点を構え、投資会社という触れ込みだったそうだ。

<「面会した青木は、『俺なら君を売り出すのに、まずはストーリー仕立てのイメージDVD三本セットを発売して、芸能活動のフックにする』と持論を展開しました。肌の露出は『背中が見える程度』だと」(香西氏)>

   それから彼女をAVに出演させるべく追い込んでいく「洗脳」が8か月も続くのである。週1回の面談と自分の未来設計をノートに書き込ませるなど、私がみても念の入った洗脳の仕方である。

   一人の魅力ある女性をAVに出せばどれほど儲かるのかが透けて見える。相談係の女性をつけたり、マネジャーも何人かいた。そうして彼氏や家族から切り離され、彼女のまわりは青木氏の関係者ばかりになってしまう。そのうえ、占い師まで動員して洗脳した。そうして最初のAVに出演するときには<『思考停止』状態になっていました」(同)>

   約3年の間に三十数本のAVに出演し、ようやく独立を果たすのだ。<「私は、AV業界そのものを否定するつもりはありません。知っていただきたいのは、一部には悪質なプロダクションが存在すること。そして、私たちのように何本もAV作品を出し続けた女優たちの中にも、実は苦しみ、のたうち回っている人間がいるんです。なぜ辞めなかったんだと思われるかもしれません。ですが、抜けるに抜けられない状況に追い込まれ、搾取され続ける絶望感は、体験した者にしか分からない。青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は、自傷行為そのものでした」(同)>

   青木氏は週刊文春の取材に答えて、「出演するよう脅迫したことはない、AVであることを隠したつもりもない」と話している。香西氏ともう一人の女性は、青木氏を相手取って訴訟の準備に入っているという。彼女の勇気ある告発は次号も続く。

「黒岩祐治・神奈川県知事」舛添の事は言えない公用車使用と危機管理のズサン

   これは真っ当な芸能プロダクションの話だが、ベッキーが不倫騒動を起こしたため、サンミュージックの夏のボーナスがゼロになったと週刊新潮が報じている。ベッキーはいまだに定期的な大きな仕事のオファーは来ていないようだ。

   その週刊新潮は黒岩祐治神奈川県知事が舛添要一前東京都知事と同じようなことをしていると追及している。舛添氏が東京から毎週末に神奈川県・湯河原の別荘へ公用車を使って帰っていたのと同じように、黒岩氏も県知事公舎に住みながら、公用車を使ったりして県外の東京・広尾にある「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションの自宅に週末になると帰っているというのである。

   いっそ、週末は都知事と県知事を交代したらよかったのにと思う。この黒岩氏、フジテレビ出身の元名物キャスターで、今回の舛添氏の公用車使用に関しても「(公用車の)行く先がどこでもいいと言ってしまえば、市民感情としてどうかな、というふうになりますから、その辺りは、やはり配慮しないといけないのではないかと思います」と定例会見でしゃべっているのである。それに加えて、災害時の対応は、公舎にいるから30分以内で登庁できると胸を張っていたのだ。

   週刊新潮の追及に黒岩氏はこう答える。公用車で広尾に帰るのは公務を終えてからか、翌日に都内で公務があるときだけ。危機管理体制はでき上がっているから大丈夫。広尾はそんなに遠くないから、いざというときを想定して同じ距離を駆けてみたが2時間を切った。万一の場合は駆けて登庁するつもりのようだ。舛添氏もそうだが、大都市の知事というのがこの程度の頭しか持っていないとは困ったものである。

   それにしても黒岩氏、億ションといい、個人事務所を持っていることといい、よほどおカネがあるようだが、そこのところを調べたらおもしろいのではないか、週刊新潮さん。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか