夏に食べたい山形で人気の「ぬるいラーメン」麺は冷たくスープは熱い
ラーメンは普通に熱いか、冷しでしょと思ったら大間違いだ。山形県では「ぬるいラーメン」が人気になっている。いかなるものか。発祥の山形県河北町のラーメン店「葵」では、麺を普段より軟らかめにゆでて冷水にさらしたあと、熱いスープを注ぐ。これでぬるいラーメンになるのだという。
中谷文彦アナ「丼も熱くありません。麺にコシがでていて、味や香りがスープがぬるいせいか、すごくはっきり感じます。スープが冷たい冷やしラーメンとは違いますな」
1年間に700杯を食べ歩くというラーメン評論家の山本剛志氏は「熱いラーメンは早く食べないと麺が伸びてしまいます。ぬるいラーメンはゆっくり食べても麺が伸びないし、時間が経てばスープと麺が絡んで徐々に味が変わっていきます」という。
日本一のラーメン消費県!まだまだあるぞ変り種
そもそも、ぬるいラーメンはどうして生まれたのか。「葵」のおかみの相澤弘美さんは「アルバイトの女の子が『私猫舌だからぬるくして』と言ったんです。つまりまかない料理だったのが、いつの間にかさまざまなメニューになって商品になったんです」
山形は日本一のラーメン消費県で、それだけにさまざまなご当地ラーメンがある。「新庄市はとりもつラーメン、河北町は肉そばラーメン、天童市は鳥中華、山形市は冷やしラーメン、長井市は馬肉ラーメン、南陽市はからみそラーメン、米沢市には細麺の縮れ麺ラーメンがあります。多種多様のラーメンが定着しているため、ぬるいラーメンも抵抗なく受け入れられたのかもしれません」(三輪秀香アナ)
山口もえ(タレント)「子供には熱いスープを冷まして食べさせると麺が伸びて美味しくないし。ぬるいラーメンならいいかも。1回やってみようかな」
(磯G)