2018年 9月 20日 (木)

<TOO YOUNG TOO DIE 若くして死ぬ>
クドカンワールド炸裂!地獄に落ちてくるのは仲間思いでいい奴やロックな連中ばかり

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   高校生の大助はバナナをのどに詰まらせて窒息死し、地獄へ落ちてしまう。もう大好きなひろ美ちゃんにキスをすることもできない。地獄で大助を待っていたのは地獄農業高校の軽音楽部顧問、地獄専属ロックバンド「赤鬼」のキラーKだった。

   どうしても生き返りたい大助は、えんま様の裁きによっては現世に転生できることを知る。こうしてキラーK率いるバンド「ヘルズ」のメンバーとともに、生き返りをかけた大助の地獄巡りがはじまる。

   監督はヒットメーカーの宮藤官九郎。大助役は神木隆之介、キラーKはTOKIOの長瀬智也が演じている。

輪廻転生で神木隆之介がインコになったり、アシカになったり・・・

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   とにかく冒頭から物語はハチャメチャである。大助は輪廻転生で生まれ変わろうとするが、その道は楽ではない。人間ではなく「畜生」であるインコやザリガニ、アシカなどに姿を変えられてしまうのだ。インコに姿を変えたときは、大助の母親に気に入られて家族として飼われ、7年も経ってしまう。ザリガニのときはすぐに道路でおばあちゃんに踏まれて即死。アシカの時はアシカショーの人気者となるが、客席に大人になったひろ美を見つけて飛び跳ね、客席に激突死してしまう。地獄での1週間はこの世の10年になるため、ひろ美は大人になり、娘までいたのだ。

   大助のひろ美に対する一途な気持ちも「若さっていいなあ」と応援したいと同時に、笑えるだけでなく、泣けて、そして物語の筋が通っていて、ちょっぴり下品。終始爆音で本格的ロックサウンドが劇流れて、それも心地が良い。まさにクドカンワールドが炸裂だ。

   地獄にいるのにまったく地獄にいる気がしない。死んでしまっている気もしない。とにかく地獄にいる奴はみんないい奴で、仲間想いで優しくて、でもどこか抜けていて「ロック」な奴らばかり。キラーKのいう通り、地獄に来るのは罪を犯した者ではなく「カッコいい奴」なのかもしれない。この発想の逆転が面白い。

PRKO

おススメ度☆☆☆☆

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