2024年 4月 18日 (木)

天皇「生前退位」皇室典範改正準備室立ち上げ有識者会議で法案検討

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   天皇陛下はきのう8日(2016年8月)、「生前退位」についてのお気持ちをビデオメッセージで公表された。「すでに80歳を越え次第に体の衰えを考慮すると、これまでのように全身全霊をもって象徴のお務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じている」と述べられ、「高齢になった天皇のあり方」についての考えを示された。

   リオ五輪にいる小倉智昭に代わる司会役の笠井信輔(ニュースデスク)は「将来的には皇太子さまに天皇の位を譲りたいというお気持ちを強くにじませたものでした」と取り上げた。

皇室制度ヒアリングメンバー「国民は判断をゆだねられた」

   陛下は「終焉に当たっては葬儀に関連する行事に関わる人たちや家族は厳しい状況に置かれる。こうした事態を避けることはできないか」と語りかけ、結びに「これからも象徴天皇の務めが途切ることなく安定的に続けていくことを念じ、国民の理解を得られることを願う」と述べられた。

   皇室制度に関する有識者ヒアリングのメンバーを務めていた東京大学名誉教授の山内昌之氏は「国民の側において理解することを望みます、ということでお言葉を締めくくりにされました。つまり、主権は国民にある、すなわち私たちに考え方や判断が委ねられたということです」と話す。

皇室典範改正か特別立法か

   笠井が「どんな風に思いましたか」と2人のゲストに聞く。レポーターの武藤まき子は「こんなに深く国や国民、ご家族のことを思いやっていらっしゃったとは、と思いました」。フジテレビ宮内庁担当の宮﨑千歳記者は「葬儀に関することですね。葬儀と行事に関する国民や家族への配慮についてですね」

   笠井「ご自身がお亡くなりになられた後に、大げさな葬儀はいいんですよとおっしゃり、衝撃的なことでした」

   今後、政府は世論の動向を見極め、皇室典範改正準備室で検討し有識者会議を立ち上げ、国会で関連法案を審議し、皇室典範の改正か特例法成立か、そういった流れになりそうだという。

   笠井「みんなで話し合い、議論し、良い形を見つけていけばいいと思います」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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