仕事欲しけりゃ上司の真似しろ!プロデューサーに出退社合わせるディレクター

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   久しぶりに業界あるあるを体験した。通告なしの突如の解雇。いやあ、ウワサには聞くけど、いざ自分の身に起こってみると、想像以上に腹立たしい。契約違反じゃないと言ってみたものの、業界の慣習でそもそも契約書を交わしていない。

   こちらに落ち度はない。何か事故をやらかしたわけでも迷惑をかけたわけでもない。理由らしい理由を挙げると、予算が少ないとか、制作会社側が守ってくれなかったという点だろうか。電話で一方的に告げられた時は、あまりにも理不尽で屈辱的な扱いに、しばらく呆然としてしまった。抗議しても、決まったものは仕方がない。ああ、思い出しただけでムカムカしてくる。

共通点の多い人には好意

   なぜ、このようなコトになってしまったのだろうか。自分が選ばれなかったことに対して悩むよりも、何か今後に生かすためにも改善策を見つけなくては。そう思ってネットで調べてみると、ありがたい情報がワンサカと出てくる。上司に選ばれるコツだとか、昇進の秘訣などを経営者や心理カウンセラー、コンサルタントなどがあれやこれやと指導している。その中に、このケースはあるかもと思ったものが一つあった。上司になるべく気に入られる行動をとる方法だ。

   といっても、単に媚びを売るのでもイエスマンになるのでもない。上司の行動パターン、思考パターンを真似して、そこからモノゴトを考える部下になってみろと説いている。人は共通点があったり、似た部分がある人を無意識に好むという。上司と同じように行動をしてみると、上司が欲しているものや思考パターンもわかってくるので、気に入られやすくなるというのだ。相手ならこの場合どう考えるだろうと考えるのではなく、相手側に立って考えてみる必要性があるという。

   こういう人、周りにいる。かなり綿密で丁寧に作業をするプロデューサーの下で働いているフリーのディレクターは、同じように長時間労働をしている。と言うより、とにかく局の滞在時間が長い。出社、帰社時間はプロデューサーとほぼ同じ。いかに熱を入れて取り組んでいるかを時間でアピールしているというワケだ。

   フリーだと短時間に効率よく仕事を片付けるかが肝になので、おそらく長時間滞在に別件の仕事もこなしているのは間違いない。時間をかければいいという時代錯誤な相手に合わせた結果、彼女は好印象を勝ち得た。事実、できはどうあれ、頑張っているとチョコチョコいろいろな仕事を手伝っている。

喜ばれる話題いつも用意している作家

   また、プロデューサーの思考パターンに寄せていく作家もいる。この場合は、プロデューサーととにかく雑談が多い。相手の好むような話題やネタを絶えず提供し、中学生男子のように盛り上がっている。もちろん、テレビ局滞在時間は彼も長く企画採用率も高い。

   自分のペースで仕事をしたい、相手の顔色を窺って仕事をするのはイヤだ。でも、重宝されている人を見ると自分の不器用さに苛立ちを覚える。自分のアイディア、発想を提供できてという大前提を踏まえた上で、何事も真似から入るのはいい方法なのかもしれない。選ばれる人、出世したければやってみる価値はある。

モジョっこ

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