まるでシェフに見えない山崎賢人、桐谷美玲もこんなガキがパティシエか!?安直「月9」もううんざり
<好きな人がいること 第7回>(フジテレビ系)

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   月9というブランドはもう色褪せた。前回の「ラブソング」も途中で見るのが苦痛になったし、今回のシェフとパティシエの話も、流行り商売をもってきて3人兄弟にすれば、数打ちゃ当たるだろうとのスケベ根性が鼻につく。兄弟の名前が春夏秋冬からとっていて、柴崎千秋(三浦翔平)、夏向(山崎賢人)、冬真(野村周平)だと。
   ヒロインはパティシエの櫻井美咲(桐谷美玲)で、海辺のレストラン<Sea Sons>で起こる若者の恋愛譚だが、決定的な欠陥は天才シェフとされる山崎賢人が、全くシェフに見えないこと。これはNHKのテレビ小説「まれ」に輪島塗りの職人で出ていたから、知名度があると配役したのに違いない。すべてが見透かされる出来だ。
   今回は次男の夏向(この呼び名はカナタである!)が実は実母から置いていかれた他人の子であることが分かり、その実母は難病で入院している。そこに現れて治療に協力する。全くご都合主義の極みである。加えて、脇役で人気絶頂の菜々緒(高月楓の役)が千秋の大学時代の同級生として絡む。笑っちゃうのは楓はボストン留学中のピアニストだって。万事がこの調子。ヒロイン抜擢の桐谷美玲はボーイッシュで可愛らしいが、ただのガキ。こんなのがパティシエか。流行り職業をずららーっと並べて陳列する前に、もっと人間の真実を物語るディテールを描こうと努力したらどうか。夏だから海辺、場所はレストラン厨房、予想がつきまくりでうんざりする。(放送2016年8月29日21時~)

(黄蘭)

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