「土壌汚染問題あるから地下に空洞」本音漏らしていた都担当者!仲卸業者との会合テープ

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   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)の「そもそも総研」コーナーで、東京・築地市場の仲卸業者と都の市場移転担当者が今年2月(2016年)、豊洲新市場の地下について話し合っているテープが紹介された。

   この会合では、仲卸棟の床がかさ上げされて「空間がある」とされていた。実際はかさ上げではなく、盛り土そのものがなかった。しかし、仲卸業者は高床式の設計になっているのだと思い込んでいた。

   仲卸業者「高床の下は空洞でしょ。ふさいでしまうの」

   都担当者「ふさぎます。出入りはできません」

   業者「どういう目的なんですか。ネズミ対策?」

   担当者「土壌汚染対策が話題になったじゃないですか。もう全部、土も入れ替えてきれいになっているんですけれども。念には念を入れて。売り場に土が出ることがないようにっていうことで」

   業者「どれくらいの空洞なの」

   担当者「1メートルほどあります。2メートルはないけど。配管なんかが入ります。

東京都「そうした話をしたことは一切ありません」

   8月に「モーニングショー」が仲卸業者に聞いた時は、まだ「床のかさ上げ」だと思っていた。あらためて玉川が仲卸業者に「(汚染対策と)都の職員が言っていたんですか」と聞くと、答えは「はい」だった。ただ、汚染の話を聞いた時、「汚染処理してるのに汚染はあるという。おかしいじゃないの」とは思ったという。

業者も騙していた

   しかし、都は「(そうした話をしたことは)一切ありません」といい、建物規模が大きく基礎梁の断面が大きいこと、排水管などの勾配を確保する必要などから床下の空間が大きくなっている。土壌汚染とは無関係だと説明している。

   話し合いに出ていた仲卸業者の一人は、盛り土もしてないとわかったいま、「ふざけんじゃないよ。何をおまえら説明してたんだと。都は信じられない」と怒る。

   都の担当者が「売り場に土が出る」と話しているのは、汚染された土壌がまだあると認識していたということだ。

「地下空洞」初めから汚染対策手抜き隠しが目的

   話し合いで出した「建物の中に土が噴いてくる」ことはあるのか。日本環境学会の元会長、畑明郎氏は「豊洲は東日本大震災のときに、液状化して噴砂が100か所以上で起こっています。海抜より2メートル下には汚染度が残っています。噴砂が起これば、建物に土が入ってくる可能性はあります」と話す。

   地下空間は吹き出した砂やベンゼンなど化学物質の「ガス溜め」になり、コンクリートに裂け目があればガスはそのまま建物内に吹き出す。

   玉川「今まで、盛り土をしなかったのは工事費の削減や工期の短縮のためと思っていたのですが、そうじゃない。都はずっと汚染の危険を感じていたんじゃないでしょうか」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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