2024年 4月 19日 (金)

中村橋之助「梨園」では当たり前でも週刊文春は許さん!京都の人気芸妓としっぽり逢瀬

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   前にも書いたが、今年は後年「ゲス不倫」の年として人びとの記憶に強く残るだろう。今回、週刊文春の餌食になったのは歌舞伎界の大名跡八代目中村芝翫(しかん)を襲名する中村橋之助(51)である。橋之助の女房は元タレントの三田寬子(50)。2人には3人の子供があり、おしどり夫婦としても知られる。

   橋之助の不倫相手は京都先斗町の30代の人気芸妓・市さよ。週刊文春によると、2人の仲は以前からで、知る人ぞ知る関係だったようだ。週刊文春がターゲットを定めて狙っていたのは、2人を撮ったグラビアのアングルからもわかる。

   8月29日(2016年)に浅草寺で「お練り」があって、そこには三田も一緒にいたのだが、その橋之助を少し離れてジッと切なさそうに見つめる市さよが写っているカットは、映画の1シーンのようである。

   その日の深夜、彼女と落ち合った橋之助は、食事をそそくさと済ませ彼女の泊まっているホテルオークラへと消えていったという。しかし、小1時間もすると橋之助はホテルを出て、女房の待つ自宅へと帰ったそうだ。浮気はするがカミさんには知られたくない。わかるな~その気持ち。2人は時に週3回も逢瀬を重ねているそうだ。

   市さよは小柄で器量よし。お座敷での評判もよく、新聞、雑誌や本をよく読む勉強家でもあるという。最近は芸舞子の世界を代表してCMやバラエティにも出演している。彼女をお座敷に呼びたいと思っても1か月待ちだという。

   こう書いてくると、郷ひろみや作家の伊集院静、俳優の高橋克典らと浮名を流した元京都祇園の芸妓・佳つ乃を思い出させる。歌舞伎役者と芸妓の逢い引きなんて、いいな~と思うが、現代では週刊文春が許しません。直撃を受けた橋之助は「女房にどう伝えればいいのやら」と呟いたそうだ。

   その女房殿、三田はどう答えるのか。亭主からすでに告白されていて「ここ数日寝るに寝られない」といいながら、気丈にこう答えている。「私は主人を信じることにしましたので、具体的に何時にどこでどうとか野暮なことは聞きませんでした。ただ、こんな大事な襲名前に誤解を招くような行動をとって人様にご迷惑をおかけしたということをお詫びしたいと思います」

   亭主にはギャーギャーいわずに淡々と叱ったら、「分かります。申し訳ない」と平謝りだったという。「歌舞伎の『芸』の話ではなく、人として、役者として、父親として責任があります。文春さんがこうして来られたのも、神様が主人のために必要だと思ったのでしょう。自覚を持つようにと。真摯に受け止めなさいと」

   その言やよし。いやあ、いい女房殿である。しかし、2人きりになったら怖そう。だけど、男でも女でも、道ならぬ恋って燃えるんだよな。フジテレビの「ザ・ノンフィクション」(日曜日放送)のスタッフの皆さん、この3人のこれからを追いかけてもらえないかな。別に忍びあっているところが撮れなくても、三者三様、おもしろいドキュメンタリーになると思うのだが。

   雑誌で不倫を公表された男女、夫婦がその後どうなったのか。当然だが、あまりハッピーな人はいないようだ。ゲス不倫の元祖・ベッキーは別れたし、「五体不満足」の乙武洋匡(40)もついに仁美夫人と離婚したことを発表した。子どもの親権は夫人が持つという。

   三田・橋之助夫婦はどうなるのだろうか。

「豊洲移転疑惑」都政の闇は深く暗い・・・都議・幹部職員・業界の一蓮托生

   週刊文春にもう一つ気になる記事がある。私でも名前ぐらいは知ってるスキンケアブランド「ドクターシーラボ」で有名な「株式会社シーズ・ホールディングス」の城野親徳会長(53)が、今年2月に行ったグアムの物件視察旅行に、当時高校生(17)だったA子を同伴して、同じホテルの部屋に3泊したというのである。

   そのうえ、彼が支援しているファッションと音楽イベント「ガールズアワード2016」が4月9日に開催されたが、一流モデルに交じってこのA子もモデルとしてぎこちない姿で出場したというのだ。

   これでは「淫行疑惑」が囁かれても仕方ないと思うが、A子の母親は「親も承知の上で、同行者と娘は肉体関係のあるような仲では一切ありません」と週刊文春に答えている。真偽のほどは定かではないが、女性相手のビジネスでは、こういう噂が流れるだけでもマイナスであろう。

   さて、小池都知事がちゃぶ台返しをした豊洲移転問題だが、この裏には都議会のドン・内田茂都議だけではなく、都政そのものに大きな闇があることが明らかになろうとしている。報道では、盛り土の件については3知事、石原、猪瀬、舛添に伝えていなかったといわれるが、舛添はともかく、石原、その下にいた猪瀬が知らなかったというのは、私には納得できない。

   週刊文春によると、盛り土中止を決めたのは<「築地移転問題のトップは、局長級ポストの中央卸売市場長です。〇八年十一月時点ですでに空洞案が検討されていました。その後、一一年三月、都は日建設計と新市場の基本設計について業務委託契約を結びました。この契約を決済したのは、現場責任者の部長級職員です」(都庁幹部)>

   当時、日建と契約を結んだ現場責任者の上司であった市場長の岡田至氏は、「豊洲移転が最適」だと都議会でも答弁し、盛り土より空洞のほうが後々地下水が上がってきてもすぐ乾燥して安全だと話していたと、週刊文春が報じている。少なくとも、現場は盛り土をしていないことを知っていた。だが、それを上に上げずに豊洲移転を強引に推し進め、その裏では内田氏たちが利権漁りに奔走し、ゼネコンが御礼にとカネを渡していたという「構図」がありそうだ。

   五輪にまつわる癒着構造も豊洲移転の利権構造も、根は同じようなものである。経緯、カネの流れの透明化を小池都知事はどこまでできるか。闇は暗く深い。議会が始まれば小池都知事に対する反撃も苛烈を極めるかもしれない。都民の支持を背景に、小池都知事の蛮勇を期待したい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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