石原知事も市場長も「中身読まずにハンコ」盛り土抜き工事契約書

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   毎日毎日、新しい疑問が出てくる。東京都の豊洲新市場の「盛り土」問題について、きのう20日(2016年9月)は水産物卸売場地下の水からシアン化合物が検出された。都議会公明党が採取し、民間機関で調査したところ、1リットルあたり0.1ミリグラム見つかった。

   シアンは濃度が高いと呼吸障害、頭痛、めまいなどが起き、最終的には死に至ることもある。今回の0.1ミリグラムは体に害が及ぶレベルではないが、国の環境基準では「検出されていないこと」とされている。

「知らなかった」「報告なかった」「気付かなかった」

   主要施設の下に盛り土が行われていなかったのは誰の責任だったのか。きのう20日に明らかになったのは、11年8月の土壌汚染対策の工事請負契約書の件だ。印鑑には「代表者 東京都知事 石原慎太郎」とある。契約には「建物の下には盛り土をしない」という趣旨が書いてあるが、石原氏は「何の報告もないまま計画が進んでいった」といっている。

小倉:巨額契約なのに?

   設計がつくられたとされる09年7月から11年7月まで中央卸売市場長を務めた岡田至氏が初めて口を開き、「私は盛り土が一部なされていないということについて知りませんでした。全面的に盛り土が行われているというふうに思っていました」と話し、同時に「一番の問題は、私がどうもハンコを押しているんですね。夜もなかなか眠れないということもあります」と憔悴しきったような表情で答えた。

   11年に汚染対策工事仕様書を岡田氏が決裁、その後に石原元知事が承認印を押したという経緯のようだ。

   司会の小倉智昭「333億円余の契約書って、10万円の収入印紙が6枚も貼ってあって、そこへ印鑑を押す時に、知事も市場長も中身を読まないのかね」 小池百合子知事が帰国し、まだまだ問題が広がりそうだ。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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