武井咲「70年前の島の女教師」違和感なし!明るく爽やかな駒子先生よかった
<瀬戸内少年野球団>(テレビ朝日系)

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   阿久悠の直木賞受賞作と言いたいところだが、これは落選作のドラマ化である。昔々、美人薄命で夭折した夏目雅子が駒子先生に扮して映画化された。今回のドラマは武井咲が駒子先生である。美人役の定番になったナ。主役の少年・竜太が阿久悠自身を投影しているので、淡路島の学校生活のリアリティはバッチリである。
   中井駒子は夫の正夫(三浦貴大)の戦死の公報を受け取っていたが、右足を失った傷痍軍人として正夫が復員してくる。教え子の竜太は転校してきた海軍提督の娘の武女(むめ・本田望結)に恋をしたり、悪ガキと風呂の覗きをやって追いかけられたり、田舎の小学校の思春期の少年時代を生き生きと過ごしていた。正夫は元甲子園球児だったので、手製のミットやバットで駒子と野球を教えるのだ。
   最後は相手にしてくれなかった野球の上手い他校との親善試合で、ボロボロに負けたが、最終回に1点だけホームランで点が取れて見物の先生や街の人たちとの大喜びを体験する。少年の目から見た戦時中と戦後の島の子供の生活が活写されているが、惜しむらくはごちゃごちゃとエピソードを入れすぎたために散漫になった(寺田敏雄脚本)。
   武井咲は今期の連ドラ「せいせいするほど、愛してる」にも主演し、大忙し。その割にこの人のドラマは視聴率が取れない。だが、今回の駒子先生は明るく爽やかでよかった。平成の彼女が70年前の女教師に扮しても余り違和感がなくて、めでたしめでたし。(放送2016年9月17日21時~)

(黄蘭)

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