おカネかけてるのに三流ドラマ!超うるさいガサツ劇伴・・・肝心シーンでセリフ聞こえぬ大間抜け
<金曜プレミアム 法月綸太郎 一の悲劇>(フジテレビ系)

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   子供の誘拐殺人事件で逮捕されたテレビマンには、法月綸太郎と終始一貫一緒にいたという完璧なアリバイがあったが、それを綸太郎が如何にして崩すかという謎解きミステリーである。誘拐された子供は、どうやら人違いでさらわれたらしいが、これにも最後にどんでん返しがある。子供と両親の間の複雑な血縁関係がヒント。
   法月綸太郎(長谷川博己)とその父で捜査1課の刑事・貞雄(奥田暎二)が事件を解き明かす。いかにもモノマニアックな推理小説らしい内容だが、如何せんテレビには不向きである。何故なら、人間心理の内奥を映像とセリフだけで説明しなければならないために、見ている方は非常にわかりにくい。スタスタと事件が進行するのに、伏線が心に留まらない。
   加えて、このドラマの作り手は、耳オンチか。肝心の大切なシーンで、やたらと劇伴をかぶせて煽る。1つや2つの場面ではない。全般に音楽が超うるさい。つまり、劇伴の何たるかがわかっていない田舎者制作者が、視聴者の感情を高揚させようとつけた音楽が、逆にセリフを聞こえなくさせるばかりか、視聴者の個別の感慨によけいな色付けをしてしまう。煩いったらない。編集作業を何と心得るか、金をかけたドラマでバカめ!
   伊原剛志、富田靖子、矢田亜希子などの有名役者を揃えながら、3流ドラマと化したのは、音楽だけでなく、全般の気配りが足りない演出家とプロデューサーの責任。フジは何をやっても駄目だね。(放送2016年9月23日21時~)

(黄蘭)

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