2024年 4月 25日 (木)

「大口病院連続殺人」浮かんでは消える疑わしき看護師!カメラ映像も指紋もなく捜査長期化

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   小学館が「小学二年生」を部数の低迷などから12月発売の2017年2・3月合併号で休刊するそうだ。残るのは「小学一年生」だけになる。私らの世代には残念なニュースである。毎月、近所の本屋へ駆けて行って付録のどっさり入っている学年誌を買うのがどれほど嬉しかったことか。

   一年生、二年生、三年生と上がっていくと、自分が少しずつ大人に近づいていることを実感できた希有な雑誌であった。「一年生」だけは死守してほしいものだ。

   さて、横浜市の大口病院で起きた点滴に界面活性剤を注入して高齢者2人を殺した事件は、内部犯行といわれている。解決は時間の問題だと思われていたが、この時点でも犯人は捕まっていない。週刊文春によれば、犯人と目される人物のアパートの前には、常時報道陣が詰めていて、その瞬間を撮ろうと待ち構えているというのである。

   春からこの病院で起きた看護師のエプロン切り、入院患者のカルテ紛失、看護師のペットボトルへの異物混入などで、<「一連の騒動の加害者または被害者が、点滴殺人に関与しているのは間違いないと見ています」(捜査関係者)>ということで、その人物として浮かび上がったのは、エプロン切り、ペットボトル異物混入でも被害者だと訴えていた30代の看護師A子さんだったという。だが、A子さんは事件が起こった9月下旬には大口病院を退職していたことが判明し、捜査対象から外れた。

   捜査当局が次に関心を持ったのは、事件当日も大口病院に勤務していた20代で独身のB子さんだと、週刊文春は報じている。彼女は過度の潔癖性だが、一方で患者の残したお茶を飲むという奇っ怪な行動をとるので、病院から度々注意を受けていたそうで、<「すでに二回ほど聴取を受けています。手詰まりの県警がB子への逮捕状の請求を検討したこともあったそうです」(県警担当記者)>

   B子さんは報道陣に対して、「私は関わりはありません」といっているし、彼女の母親も<「娘は十八日の夜勤で西川さん(殺害された患者=筆者注)を看取ったと聞いていますが、八巻さん(同)が亡くなられたときは当直ではありません。十七~十八日まで娘はシフトに入っておらず、一番疑われている時間帯に勤務していないということは事実です」>と話し、春以来の不審事が起こるたびに犯人捜しが始まることに対して、B子さんは「疑われるのが嫌だ。警察を呼べばいいのに」と語っていたという。

   週刊文春は、この事件の背景には『女帝』と呼ばれる60代看護師のパワハラに対する不満があるのではないかとも報じているが、これは省く。

   この病院に防犯カメラは設置されておらず、<「押収した注射器や点滴袋の指紋も客観的証拠となり得ませんでした」(捜査関係者)>。事件は長期化の様相を見せているそうである。

アメリカがイラつく安倍・プーチン「北方2島返還」談合!新冷戦時代に大丈夫か?

   週刊ポストは12月15日に安倍首相がプーチンロシア大統領を地元山口に招いて首脳会談を行うが、そこで、日ロ平和条約を締結し、両国の最大の懸案である北方領土が返還される可能性が大だと報じている。

   たしかに、安倍首相と極めて近い9月23日付の読売新聞朝刊が、<政府は、ロシアとの北方領土問題の交渉で、歯舞群島、色丹島の2島引き渡しを最低条件とする方針を固めた。平和条約締結の際、択捉、国後両島を含めた「4島の帰属」問題の解決を前提としない方向で検討している>と報じている。

   これは世論の反応を、読売新聞に書かせることで見たのだろうが、私の知る限り、さほど話題にならなかった。それは、週刊ポストで佐藤優氏もいっているように、2島返還ならこれまでも何度も両国の間で話は出ているからだ。両首脳が「やろう」といえば、これまででもできたはずである。できなかったのは、自民党内や保守陣営から「4島でなければダメだ」という批判が出ることを怖れたからであった。それに、1951年のサンフランシスコ平和条約で、日本は南樺太と千島列島を放棄しているが、択捉・国後は千島列島に含まれるのだ。

   よって難しいのはアメリカである。これまでも田中角栄がアメリカの頭越しで日中国交回復をやり睨まれたことがある。属国ごときがアメリカを差し置いて何をやるかという考えは、アメリカ側に根強くある。今回はオバマ大統領退陣、新大統領就任という「狭間」を狙っての首脳会談だが、新大統領にクリントン、トランプのどちらがなっても、日ロの接近に神経を尖らせることは間違いない。

   「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(ともに集英社インターナショナル)という労作をものにした矢部宏治氏は、沖縄の基地だけでなく、日本中を基地化できる「基地密約」と、一旦アメリカが他国と戦争を起こした場合、日本の軍隊は米軍の指揮下に入る「指揮権密約」が占領時代以来続いていることを、さまざまな資料や公文書にあたって立証した。

   それでいえば、日本の領土に返還された歯舞・色丹、万が一、国後・択捉まで返還されれば、そこへ米軍基地を置かせろと無理難題を吹っかけてくるかもしれない。

   最近の世界情勢は、経済的には中国の台頭が著しいが、軍事的、国連安保理事会でのロシアの力を見過ごすことはアメリカにはできないはずだ。第二の冷戦といわれる現在、安倍首相が軽はずみな行動をとれば、新大統領との間で大きな摩擦が起こることも覚悟せねばならないだろう。そこまでの覚悟が安倍にあるのか。単なる「歴史に名を留めたい」という悪のりでやっているとすれば、痛いしっぺ返しにあうかもしれない。

   日ロの接近は中国や韓国を刺激しかねない。外交音痴の安倍首相だから、プーチン大統領の都合のいいように動かされ、四面楚歌に陥るのではないか。熟慮、熟考のできない宰相は国を危うくする。私は保守でも左翼でもない。経済的に追い詰められ、中国ぐらいしか頼るところのないロシアに手を差し延べるのはいいと思う。だが、それにはまず中国との関係を改善し、アメリカの新大統領と腹を割って話し合い、日米中ロの首脳が同じ卓を囲むよう、日本が中心的な役割を担うのでなくてはいけないはずである。

   2島返還で日本人のロシア観は変わるか。変わらないと私は思う。

城南信用金庫・吉原毅元理事長の慧眼「大企業相手のメガバンク生き残りはこれからが大変」

   週刊現代がこのままでは銀行が潰れるという特集を組んでいる。銀行なんて潰れて当たり前だと私は思っているから、読む気も起こらない。ここでも書いているように、三井住友銀行は10月21日から平日昼間であってもATMから現金を引き出すとき1回につき108円も手数料をとるという。ふざけるなである。私のような年金生活者は1回に1000円を下ろすということもある。それが手数料を引かれて手元には892円しか残らないのだ。

   競馬の三連単も100円で買える。それで1000万円馬券が当たるかもしれないのだ。しかし、100円足りなかったためにその馬券が買えなかったら、その責任をどうとってくれるのか。八つ当たりしたくもなるが、銀行というところは「利用者=お客」という意識がなさ過ぎる。

   城南信用金庫の吉原毅元理事長がこういっている。<「元々銀行の仕事とは、お客様の夢を実現し、困っている人を助けること。この根源的な役割に立ち返るべきです。

   そうしてお客様が成果を出し、新たなビジネスが生まれれば、そこで初めて自分たちも利益を得られるという風に発想を転換するべきです。

   そういう意味ではこれから最も苦しいのはメガバンクです。彼らの取引相手の中心は大企業ですが、大企業ほどすでに成長が終わっているからです。さらに成長しようとすれば、メガバンクもより大きなリスクを取らざるをえなくなる」>

   言うとおりだが、メガバンクのエライさんたちはそうは考えない。自分たちだけ甘い汁を吸って、後は知らないという人間が大半であろう。

   これから銀行も人工知能導入でこう変わるという話が続くが、ここは省略する。

病膏肓に入っている片岡愛之助の「女遊び」気の強い紀香と不測の事態必至

   歌舞伎役者の片岡愛之助(44)は9月28日に藤原紀香(45)と結婚披露宴を華々しく開いたが、週刊文春はその宴に元愛人を招待していたと報じている。紀香の隣に着物姿の彼女も写っているスリーショット写真まで掲載しているのだから、気の強い新妻との間で「不測の事態」が起こらなければいいがと、心配になる。

   司会の徳光和夫は2人をこう紹介したという。<「新郎は初めての結婚でございますが、新婦は『初めての再婚』でございます」>。そこに呼ばれた元カノは<キリッとした顔立ちで女優の上戸彩に似た美人>(週刊文春)だそうだ。彼女と愛之助が知り合ったのは12年2月。歌舞伎ファンだった彼女は知人の紹介で愛之助の楽屋を訪ね、メールのやりとりをし、連日、愛之助から連絡が来て、4か月後に<「初めて身体の関係を持ったそうです」(彼女の親友)>

   その当時はつかこうへい氏の娘で、元タカラジェンヌの愛原実花と付き合っていると噂されていたが、彼女には「もう別れた」といったという。

   少し前に週刊文春は、愛之助が00年に大阪の女性との間に子供をもうけたにもかかわらず、子どもが幼稚園の時に家を出て以来、1度も会おうとしないという女性の告発を掲載した。また、彼女と付き合っているとき、タレントの熊切あさ美とも付き合っていたのだ。

   男がもてる要素は、姿形がいいだけではなく、まめでなくてはダメだ。ちょくちょく電話をかける、会えば彼女の話を親身になって聞いてやる。ベッドの上だけではなく何度も「キレイだよ」「今日のネイルメチャ可愛い」とホメ続けることである。

   熊切の一件以来、愛之助とは別れたそうだが、彼女は愛之助のことを「優しいと、優柔不断と、いい加減が混同した人」と話しているそうだが、なかなか的を射た愛之助評である。こうした愛之助の「女遊び」は病膏肓に入っているようだから、紀香も覚悟したほうがいいようだ。

絶不調の錦織圭よ!ジョコビッチ倒すまで女を断て

   テニスの錦織圭(26)が不調だ。楽天ジャパン・オープンも第1セット途中で棄権してしまったが、その裏には、現在の恋人と錦織の両親との「不仲」があるのではないのか。女性自身は交際中のモデル・観月あこ(24)と両親が「冷戦状態」にあり、観月も歩み寄ろうとしていないため、錦織は板挟みになって苦しんでいると報じている。

   9月中旬に大阪で開かれたデビス杯では、母と姉の席と観月の席は離れ、父親は姿を見せなかったという。彼女を嫌っているのは両親だけではなく、錦織のコーチのマイケル・チャンもそうだといわれる。よほど彼女の振るまいが周囲をざわつかせるのであろう。それに気がつかないのは恋している本人だけというのはよくあるケースだ。

   両親は、以前、錦織が付き合っていて、結婚するといわれていた元新体操の坪井保菜美をたいそう気に入っていたそうだ。大会中もマッサージをし、栄養学を学んで特製ドリンクをつくり、錦織が腰を痛めたときは「下の世話までする献身ぶり」(テニス関係者)で、両親にとっては「理想の嫁」だったという。

   まあ、若くしてテニスの世界上位にランクされ、まわりからチヤホヤされると、地味な良妻賢母型よりも派手な女と遊んでみたくなるのは致し方ない。だが、このところの錦織の不調ぶりを見ると、もし彼女のことがその一因にあるのなら、1度離れて、テニスだけに打ち込んでみることも必要だろう。ジョコビッチを倒すまでは女を断つ。そのくらいの覚悟がなければ世界ランク5位も守れないかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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