2018年 8月 15日 (水)

芳根京子も困った!ボーっと笑っているだけの空疎なヒロイン・・・ありえねえご都合主義の脚本ペケ
<べっぴんさん 第1~第20回>(NHK総合)

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   視聴率はそこそこ高そうだが、なんかなあ、あまり面白くないドラマだ。脚本(渡辺千穂)がペケ。夫も出征したまま帰らず、幼子を抱えて疎開先から神戸に戻った主人公のすみれ(芳根京子)は、食べるものにも事欠くタケノコ生活なのに、なんでまだ女中がいるのか。原っぱでいきなり復員してきた姉・ゆり(蓮佛美沙子)の夫・潔(高良健吾)と出くわすご都合主義。しかも、陸軍の兵隊が長髪(!、ありえない)で、髯もきれいに剃ってある。ありえねえ。
   何よりいちばん面白くない理由は、主人公のすみれの内面が空疎なことである。亡き母・はな(菅野美穂)がナレーションで説明するのだが、お嬢さん育ちという言い訳で、何も能動的に考えない。靴屋に言われて店を出す、こんな時に贅沢品なんか誰も買わないと言われて、また方向転換する。乳飲み子を生きさせるために、この時代の母親はのんびり刺繍なんかする余裕はなかった。それこそ、子供のために金が必要で、夜の女に堕ちる主婦だっていた時代なのだ。
   もう1つ気に入らないのは、Mr.Childrenの主題歌だ。朝っぱらから悪声の「ヒカリノアトリエ」のダミ声を聴くと気が萎える。現代の若者に人気の歌手に歌わせたらOKという安易な姿勢が情けない。ボーっとして笑っているだけの主人公とは水と油の歌である。その芳根京子も主人公の意思が掴みきれていないと見えて、曖昧な笑顔で笑うだけ。演じ甲斐がないだろう。当分低空飛行か?(放送2016年10月25日8時~)

(黄蘭)

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