2024年 4月 19日 (金)

「豊洲新市場疑惑」これにて一件落着か?盛り土抜きで幹部8人を懲戒処分

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   東京・豊洲中央卸売市場の「盛り土」問題で、小池百合子・都知事はきのう1日(2016年11月)に計画変更に関わった責任者8人を特定し、退職者も含めて懲戒処分を考えていることを明らかにした。

   「第二次自己検証報告書」によると、「盛り土をしない」と決定したのは、平成23年(2011年)8月18日の市場整備部・部課長級会議で、「地下にモニタリング空間を設置する方針」を確認していた。決定に関与したのは、市場長を務めた2人(OB1人、現役1人)と部長級の職員6人だった。

市場長らぺこりと頭を下げて反省の色なし

   小池知事は「この8人が盛り土をしないことを決めた実務上の決定者だ」と言い切った。当時の市場長だった岡田至氏、元市場長で現副知事の中西充氏、元管理部長で現五輪準備局長の塩見清仁氏らがいる。岡田氏は問題発覚後の今年(2016年)9月には「盛り土が行われなかったのは知らなかった」と言っていた。

   小池知事は、「知らなかったという人もいるが、それで済まされるものではない」と述べ、マネージメントの欠如、責任感の欠如、前例踏襲、チェック不足、意思決定プロセスの不備、職種間の連携不足があったと指摘した。「懲戒処分の手続きを速やかに進めるよう指示した。厳正に対処する」という。

   岡田至氏は「責任を痛感している」、中西氏は「処分は誠意を持って受け止める」と話した。しかし、いずれも「悪いことをした」という感じは希薄で、誰が盛り土をしないと発案したのかも結局分からずじまいだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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