「国政介入」騒動を予言? 韓流ドラマの「偶然ではちょっとありえない一致」

印刷

   韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が民間人に情報を流し、操られていた疑惑に関連して、まるで予告するかのような「韓流ドラマ」が2年前に放送されていた。脚本家は「偶然の一致」と言っているらしいが、偶然ではちょっとありえない一致と、放送したテレビ局のカラーが、ますます疑念を抱かせている。

   このドラマは「密会」。若き天才ピアニストと20歳年上の人妻との不倫ドラマで、高視聴率を上げた。これが今になって注目されたのは、登場人物の設定や名前が、今進行中の疑惑に極めて似ているからだ。特に中心人物の一人の占い師が、朴大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者を彷彿とさせる。彼女も朴大統領に占いをしていたと言われる。

   劇中、占い師の娘が大学に裏口入学する話がある。娘の名前がチョン・ユラ。チェ容疑者の娘と同名だ。彼女は実際に裏口入学の疑惑がかけられている。ブランド物で身を固め鼻持ちならないお嬢様という、ドラマの設定も本物そっくり。

   さらに、教室で娘の次に呼ばれる生徒の名前がチェ・テミン。新興宗教団体の教祖だったチェ容疑者の父親の名前だ。ドラマでは、よく病院の建物が写るが、これが朴大統領が通っていたという整形外科病院。不正資金集め、検察の捜査が入る、などドラマの背景設定もよく似ている。占い師と娘は海外に逃亡するのだが、実際のチェ容疑者は、ドイツに足場を持っていた。

ドラマ放送したのは疑惑スクープした「JTBC」

   いったい誰が、こんな類似の設定をできるのだろう。しかも2年前に?

ドラマの結末は?

   その2年前の別の映像が物議を醸している。チェ容疑者が、朴大統領の衣装部屋で指図をしている場面だが、そこで選んだピンクのスーツを、翌日北京でのAPEC首脳会議(2014年11月10日)で朴大統領が着ていた。チェ容疑者が大統領の衣装を選んでいた証拠映像だと言える。

   衣装部屋を撮影し、流出させたとされるのは、コ・ヨンテ氏。元ホストで、チェ容疑者の愛人を言われるが、2年前「テレビ朝鮮」に、朴大統領とチェ容疑者の関係を暴露していた。映像はその証拠として持ってきたものだと、同テレビは言う。

   コ氏がタレ込んだのは、今回不正資金集め容疑で逮捕された映像プロデューサー、チャ・ウンテク容疑者の存在があったらしい。彼もまたチェ容疑者の愛人とされる。つまり三角関係のもつれだというのだ。

   小倉智昭「日本でこの手のドラマが作られたら、横槍が入ってBPOですよ。だって、明らかに狙いはそれでしょう」

   このドラマを作ったケーブルテレビ局のJTBCは、チェ容疑者の国政介入疑惑をスクープした局。キャスターで社長の孫石煕(ソン・ソッキ)氏は政府の圧力に屈しないことで「韓国の池上彰」と言われている人物なのだそうだ。

   小倉「不正入学の娘の名前が同じ、父親の名前が出てきた」

   笠井信輔「ただ、この情報が出てくるのが遅かったのはなぜか。もっと早く『密会』だと騒いでもよかったはず」

   菊川怜「ドラマの結末はどうだったんだろ」

   小倉「胡散臭さはそっくり。しかし驚いた」

   木暮太一「みんなが知っていても事件にできなかった。その方が問題」

   小倉「それは昔からですよ」

   韓国はわからないことが多い国。近くて遠いと言われる所以だ。朴大統領の事情聴取もすったもんだして、11月18日も難しいらしい。 

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中