2024年 4月 20日 (土)

飼いネコ80匹!捨てるに捨てられず家は占領、家計は破綻・・・急増する多頭飼育崩壊

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   ペット産業市場が1兆4000億円を超えるなど、空前のペットブームと言われるなかで、自分の生活が破綻するまでペットが増える「多頭飼育崩壊」と呼ばれるトラブルが相次いでいる。近所からの苦情も絶えず、全国で年間およそ1800件もあり、「増加の一途で対応が追いつかなくなっています」と小郷知子 キャスターが取り上げた。

飼い主は「不妊・去勢手術代が高くて受けさせられない」

   4人家族が暮らす首都圏の家では、6年前にもらってきた2匹のネコが80匹になってしまった。家族の生活空間はネコに占拠され、壁はボロボロだ。初めもらわれてきたオスとメスは一家にすぐにとけ込み、家族の会話も弾んだ。不妊・去勢手術はかわいそうだとそのまま飼っていると、5年間で24匹に増えた。「さすがにヤバいと思いましたが、すごい手術代が高い。1頭3万円とかしちゃう」(飼い主)と、結局、不妊・去勢手術はしなかった。だれかに譲ることも、「(ネコは)自分の家族だと思っているので、その家族を切り離すのがすごい嫌だった」(飼い主)

   80匹ともなると、餌代は月8万円かかり、経済的にも大きな負担だ。近所からは臭いなどの苦情が寄せられている。この家はボランティアや動物保護団体に助けてもらって衛生状態を改善し、ネコの不妊・去勢手術を行ったが、衰弱して身動きが取れないネコもいた。

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