寺脇康文「信濃のコロンボ」演技ヘタだがまずまず合格!変にお調子者風演じない方がいいんじゃない!?
<月曜名作劇場 内田康夫サスペンス「信濃のコロンボ3~北国街道殺人事件~」>(TBS系)

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   寺脇康文が信濃のコロンボになってから敬遠していたが、久しぶりに見て面白かった。所詮B級サスペンスと言うなかれ。内田康夫の歴史を絡めた物語の定番ではあるものの、超高齢化社会と田舎の超過疎の現実を見据えた内容に厳しい社会的現実感があって感心したのである。風景は美しいが、そこに住む人間たちが幸せでない。
   例によって連続殺人に遭遇した長野県警警部・竹村岩男(寺脇康文)は、警視庁刑事(高橋克典)や新潟県警刑事(モト冬樹)らと協力して事件の裏側にある恐ろしい企みを暴く。要は連続保険金詐欺なのだが、人里離れた出雲崎の終末医療病院では、事務長が呟く。「どの患者さんも同じことを言う。早く死にたい」「ここは姥捨山なんです」と。死体の引き取り手が来ない。その死体を利用して、別人になりすました首なし死体で他殺として保険金を稼ぐ陰謀だ。
   良寛和尚と小林一茶は同時期に旅をしている。彼らは幕府の隠密だったという説が根強くあり、2人が入れ替わってアリバイに使ったかもしれないとか。ロマンのある話である。卒論のために旅している2人の女子大生が、湖面で撮った写真がたまたま犯人たちに都合の悪い場面だったというトリックはありふれていたが、逆光の水面のショットは中々美しい。
   寺脇は無理にお調子者風を演じようとしてわざとらしいが、背が高いので主役向きかもしれない。演技は下手だけれど。田舎刑事のモト冬樹がいい味を出している。(放送2016年11月13日21時~)

(黄蘭)

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