「ネット養子縁組」悲しすぎる現場!駅前で赤ちゃん受け渡して200万円
2016.11.22 17:13
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育てられない親、子どもほしがる人たち
キャスターの伊東敏恵アナ「このNPOは大阪市から200万円払うのは不適切との指導を受けましたが、あくまで必要経費だといっています」
産婦人科医の宋美玄さん「自分で育てる選択肢もあると思いますが、200万円を提示されると熟慮する思考力を奪われてしまうのかな」
日本社会事業大学の宮島清准教授はこう話す。「駅前での受け渡し、面談が1回だけ、お金の話だけで終わるなどは驚きで、複雑な思いや事情があることなのに、これでいいのかと思いますね」
斡旋団体が届け出だけで参入できる制度に問題はないのか。宮島准教授は「ルールがないのが今の状態」として、強制力を持つ、きちんとした法整備を求める。
伊東「赤ちゃんの側からして、大切にしなければならないこともあるのではないでしょうか」
宮島准教授「児童相談所がもっと闊達に動くべきなのですが、それには人と予算がかかります。養子縁組は人生のすべてがかかわることだから、それにふさわしい対応が必要です」
女性がなぜ赤ちゃんを養子に出すのか、養親側の思いも浮き彫りになったが、少なくとも金銭目的でやることではない。短時間でも面談を何回かやることも可能だし、家庭環境はもっと調べられるはずだ。ルール作りが急がれる。