2020年 2月 28日 (金)

自衛隊「駆けつけ警護部隊」南スーダン出発!国連も二の足踏む部族内戦

印刷
人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

PKO経験幹部「治安状況は予断許さない」

   なぜ国連PKO部隊は救出に駆け付けなかっただろう。国連は「厳しい状況下でも任務を遂行すべきだった」と批判し、当時PKO部隊を率いていたケニア人の司令官を解任した。ケニア政府は司令官に落ち度はないと反発し、「PKO部隊が大規模な政府軍と対峙することになり、大きな犠牲が出かねなかった」と主張している。

   ゲスト出演した元国連政務官の東大作・上智大准教授も「南スーダンは国連PKO部隊が文民保護をどこまでできるか難しいところがありました。理想と現実のギャップ、構造的な問題が露呈してしまった」と指摘する。

   伊東敏恵キャスター「7月のような状況になったとき、自衛隊は駆けつけ警護をやることになるのでしょうか」

   NHK社会部の宮原修平記者「防衛省は7月のような大規模な武力衝突では自衛隊が対応するには難しいとしています。自衛隊は施設部隊として派遣されているので、駆けつけ警護を行うのは極めて限定的場面といっています」

   伊東「だとすると、具体的にどのような場面で駆けつけ警護を行うのでしょう」

   宮原「他国の部隊が周辺にいない極めて限定的場面、たとえば自衛隊の部隊が道路整備をしているすぐ近くで、国連のスタッフが襲撃され救出要請があった場合などです。ただ、PKOを経験した幹部によると、限定的とはいえ、治安状況は予断を許さない状況なので、難しい判断を迫られる恐れもあると話しています」

   ほとんど知らされていないが、3年前に自衛隊の宿営地のごく近くで激しい戦闘があり、隊員が小銃に弾丸を込め、いつでも射撃できる体制を取ったり、撤収が真剣に検討されたことがあったという。政府軍対反政府武装勢力というより部族同士の争い。対立が激化する中で、いつまで自衛隊PKO部隊の活動と隊員の安全を維持できるか疑問が残る。

モンブラン

*NHKクローズアップ現代+(2016年11月30日放送「変質するPKO 自衛隊新任務の行方は」)

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中