焼き魚テレビ人になりたい!調理も食べ方も手間暇かかるけど愛されて印象残る番組つくり

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   焼き魚ってキライだ。あれ、家でやると大変だもの。家中が魚くさくなるし、グリルにしろフライパンにしろ、焦げ付いたものとしみついた臭いを落とすのは一苦労である。食べる時だってチマチマと小骨を取り除く作業でヒーコラ。食べ終わった後もしばらく口の中に焼き魚風味が残る。

   な~んて、さんざんディスったけれど、焼き魚ってやっぱり美味い。脂がジワっとにじみ出てきた肉厚な身をほおばると、幸せな気持ちになる。猫マタギにするために、穿り返して半分意地になって食べつくす。口の中にまだ残っているのに、箸はホジホジともう次の身を突っついている。ほんっと、たまりませんなあ。

手がけた番組自慢できないもどかしさ

   唐突に焼き魚の話をしたのは、これって仕事にも通じると、お茶をすすりながら気付いたからです。手間暇かけて準備、調理をして、食べるのにもちょっと大変だが、その美味しさはそんな苦労も納得だ。大げさに言えば、人の印象に残る仕事をしなくてはならないと思ったワケだ。

   飲み屋で「どんな番組を作っているんですか」と聞かれることがある。そこで、誰もが知っている番組をスラスラ言えたらどれだけ嬉しいだろう。列挙できない自分に苛立ちを覚える。だから、ワタシは焼き魚になりたい。いつしかこの国のソウルフードである焼き魚同様に、みんなに愛されて誰もが好きでいてくれるような番組作りをしたいのだ。

   たとえばどんな番組だろう。「笑点」「ミュージックステーション」「ドラえもん」「サザエさん」とかか。ああ、そういえばサザエさんの特番はずいぶん昔にやったことがあったな。こんなとこで思い出に浸ってはイカンイカン。

リアルタイム視聴重視でたちまち打ち切り

   とはいえ、最近の番組って短命に終わるものが多い。打ち切り番組も増えている。これはいまだにリアルタイム視聴が重視され、録画して見るタイムシフト視聴率が好成績でも、ハイおしまいですと告げられてしまう。

   こうなると、人の印象に残るものを作るのは本当に大変だ。メディア数も増えて、テレビもコロコロ番組が変わっていく。今年1年でどの番組が印象に残っていますかと聞かれても、答えに困ってしまう人の方が多いことでしょう。

   でも、いつの日にか、印象に残っていますと人様に言って頂ける番組を作りたい。頑張ろう。

モジョっこ

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