あなたは何歳まで運転できる? 運転能力衰えに気付かぬ高齢ドライバー

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   交通死亡事故が減るなかで、高齢ドライバーの事故の割合が増え続けている。立正大学の所教授の調査によると、「(自動車の運転で)事故を起こさない自信がある」と回答した人の割合は、年齢が上がるほど高くなるそうだ。しかし、知らず知らずのうちに認知機能が低下していながら、それを自覚せずに運転を続けている可能性があるという。

   「事故を起こす高齢ドライバーのなかには、自分の能力が低下していても、自覚が乏しい方がいるのは事実だと思います」「運転に関わる機能のなかで、とくに反射神経とか認知機能は、どうしても年齢とともに落ちてきてしまう。低下がある人ほど、自覚が乏しいということも言えるかもしれない」(高齢ドライバーの事故対策に取り組んでいるという三村將・慶応大学教授)

簡単チェックシートで分かる認知能力

   どうすれば運転能力の衰えに気づけるのか。空間認識能力や注意力、判断力などを簡単に調べられるチェックシートがあるそうだ。認知症の専門医で高齢ドライバーの事故対策に取り組んできた、高知大学の上村直人医師が考案したものだという。

   このチェックシートでは、「行き先・目的地を運転中に忘れる」「中央線・センターラインの不注意」「車庫入れ・枠入れの失敗」「道路標識や信号機の理解」など、10項目を本人と家族がチェックする。たとえば、センターラインをはみ出したり、車庫入れが失敗するようになると、距離感を判断する前頭葉の機能が落ちて空間認知能力が低下している可能性があるという。

自分に甘い運転者に注意、家族が同乗して点検

   「チェック項目が多かったり、家族との認識にズレがあったりした場合には、どうしたらいいんでしょうか?」(小郷知子キャスター)

   「運転者自身と、同乗する家族で比較するということが非常に重要です。多くの場合、自分の方が甘くつけると思うが、そこのギャップが非常に大きいとか、あるいは実際の運転行動で問題がある場合には、認知機能が落ちている、認知症かもしれないと考える必要があるかもしれない。その場合には、医師に早めに相談することだと思います」(三村)

クローズアップ現代+(2016年12月6日放送「どう防ぐ?高齢ドライバー事故 徹底研究!」)

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