2024年 4月 20日 (土)

「ギャンブル依存症へのケア必要」と貴闘力、「カジノ法案」最終局面へ

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   いわゆる「カジノ法案」が最終局面を迎え、自民党はあす会期末の14日(2016年12月)に成立をはかる方針だ。議論の焦点になっているのは、ギャンブル依存症の問題。「あさチャン!」は、ギャンブルで人生が大きく変わった大相撲元関脇の貴闘力さん(49)に依存症の怖さについて聞いた。

男性の9.6%がギャンブル依存者

   厚生労働省によると、現在のギャンブル依存者数は536万で男性の人口比率は9.6%と海外に比べ突出している。きのう12日(2016年12月)の参院内閣委員会で参考人質疑が行われ、賛成派は「カジノというのは、健全安全かつ公平公正な空間として、いわゆる犯罪とは無縁の世界になっている」と述べ、反対派は「ギャンブル依存症の問題は極めて深刻です。慢性進行性難治症で、放置すると自殺に至る極めて重篤な疾患です」と強調した。

   実態はどうなのか、貴闘力さんは2010年に野球賭博に関与して日本相撲協会から解雇された。「(私にとって)ギャンブルは生活の一部だね。大好きな相撲がクビになったから、そりゃあ、後悔している。なんとか返そう、返そうと思っても雪だるま式に増えていって」と体験を語る。

   いままでにギャンブルに費やした金額は5億円に上り、現在も借金返済中という。カジノ法案について、「法案が通ってもケアをしっかりしないといけない。依存症になった人のためのシステムをつくるとか、施設をつくるとか、そういうことが必要だね」と警鐘を鳴らす。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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