人口749人、奈良・黒滝村で「アポなし訪問」

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   金髪カツラで、薄いブルーのロングドレス。女装のアッキーこと篠山輝信が「アナと雪の女王」を歌いだしてスタジオは一瞬氷つく。「視聴者の方からのリクエストを抽選して、アポイント無しで訪ねるという『出たトコ』。今日は奈良県の真ん中、黒滝村で『女王』に遭いました。その一部始終を見て下さい」と強引なフリの篠山。でも番組前半の「紅白歌合戦SP」よりは中身が濃かった。

長~い吊り橋にディレクターは「ひゃ~」

   人口わずか749人の黒滝村は、道は舗装されていても人が通らない。たまたま遭った叔母さんは

「山の奥に修験場があって、外人さんも通るよ。この間はお腹ペコペコの外人でな、オニギリ作って食べさせたわ」

   「案外優しい、この土地の人」と感心する篠山が、村で自慢できる事を聞き出した。「吊り橋かなあ~。山と山との間に橋が架かとるんよ」。

   早速出向くと、山と山の間に霧雨にかすむ長~い吊り橋が見える。橋のたもとの篠山も思わず足がくすむ。長くて高~い橋の向こうは対岸の緑の山に埋もれて、橋の床は板張り。板の間からは遥か下の黒滝川の激流が見える。

   「ひゃ~」とディレクターの竹内が悲鳴を上げる。他のスタッフも動けない。

   アッキーが一人で渡りだす。音声マンが橋を渡らずに声を掛ける「アッキーさん大丈夫ですか?」。アッキーはムカっとして言い放つ「何、俺を先に行かしてんの?カメラも音声も」「アッキーさんゆっくり行きます」と言う足がすくんだ竹内ディレクターをアッキーは一喝する。「この橋のスリルを伝えなかったらね、ディレクター失格だよ」

生け簀には渓流の女王「アマゴ」が数千匹

   吊り橋の途中で、アッキーが大発見をした。川の隣に立つ八角形のいくつもの生け簀だ。家の看板に「黒滝村あまご」とある。

   吊り橋から降りて生け簀を覗かせてもらう。水の中には細身で両側に赤い色と、全身に黒い斑点模様の、渓流の女王「アマゴ」(サツキマス)が何千匹と泳いでいる。15年間養殖でアマゴを育てた福西昭仁さんは言う「やっとあまごが黒滝村の名産品になれました。でも私はアマゴは食べない。卵から育てているんでね」

   篠山「このアマゴを食べさせてもらいました。臭みが全然なくて串の塩焼きはもう絶品でした。地元ならではの製法のコンニャクやレバー。その土地での名物を味わえました」

   井ノ原快彦キャスターが締めた「この1年、どこも行く価値があった場所だよね」

   アッキーはそれぞれの土地で、一杯お土産を貰って視聴者にそのままの目線を届けたという事なのかもしれない。

磯G

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