2018年 8月 22日 (水)

医者は誰でもひとの命を救いたい! ドロドロ医療ドラマの底を流れるヒューマニズムが共感呼ぶ
〈ドクターX 最終回〉(テレビ朝日系)

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   大門未知子(米倉涼子)と同じ事務所に属するシングルマザーの麻酔医・城之内博美(内田有紀)が、上海の財閥系病院にヘッドハンティングされる直前、局所進行膵臓癌とわかり、悩んだ末に未知子が手術を引き受ける。「わたし、失敗しないので」が口癖の未知子でさえ、この手術は難病で、危うく出血多量で博美を危篤に陥らせそうになるが、その寸前に助けられるという内容である。
   おやおや、今回は金まみれと嫌味まみれのストーリーとしては、珍しくヒューマンドラマの様相を呈していて、未知子の助手を買って出た加地(勝村政信)と原(鈴木浩介)の他に、傲慢を絵に描いたようなアメリカ帰りのスーパードクター・北野亨(滝藤賢一)までが手術室に駆け付けるのである。つまり、このドラマが医療現場のイヤッたらしさを描いているように見えて、根柢のところで、未知子も他の医者も、患者の命を救いたいという本来のヒューマニティに依拠した物語である部分が、高視聴率に貢献しているのだと思う。未知子の腕だけでなく心も視聴者をスカッとさせる要因だ。
   今回の終わりのシーンで、またもや未知子の近くで倒れた人間を助けようとする場面があった。ははん、テレ朝さん、次回のシリーズもすでに考えているナ。余談だが、筆者がよく行くデパートで、このドラマの口笛主題曲が地下の食品売り場で流れている。主婦を取り込もうとする深謀遠慮だな、さては、と筆者は笑ったのである。 (放送2016年12月22日21時~)

(黄蘭)

採点:1.5
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